南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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南信州の今月の花「ほおずき(観賞用)」

こんにちは! 南信州農業改良普及センターのKです。

先月の「リアトリス」に続いて、今月は南信州で栽培されている
「ほおずき(観賞用)」のご紹介をしたいと思います。

観賞用ほおずきと言われても、
「我が家の畑にも生えているあのほおずき?」
「食用のほおずきは知っているけど、観賞用のほおずきって・・・?」と
いろいろ疑問が浮かんだりするかもしれません。

百聞は一見にしかず。
説明はひとまず置き、出荷されるほおずきの束をご覧ください。

どどーん!
ほおずき束

長さ80cmのほおずき束です。
写真下部の私の手と比べてもらうと、そのボリューム感が皆さんにも伝わるのではないでしょうか!

 

ほおずきは春または秋に苗を植え、7月下旬~8月上旬のわずか1週間程度の出荷日に合わせて栽培されます。
(今年の出荷は8月の第1週で終了しました。)

下図はとある生産者の方の収穫約1週間前のほ場です。
ずらりとほおずきが立ち並ぶ姿は壮観ですね!
DSC_0711

収穫されたものは出荷規格に合わせて枝上部以外の葉や不適当な実を取り除いてから、
箱詰めされ、「みなみ信州農業協同組合 総合集荷販売センター」に集められます。

選花場内の概観 検品

JAみなみ信州 総合集荷販売センター内の様子:集荷されたほおずきの検品を行っています。

 

ほおずきの出荷規格は、長さ5段階(50・60・70・80・100cm)と
等級4段階(特秀・秀・優・良)の総組み合わせで、全20種類あります。

等級の選別基準は細かく決められていて、1本の枝に付いている実の数や
その実つき(実が各節に連続して付いているかどうか)、
節間の長さ、茎の曲がりの程度、病気や害虫などが付いていないかどうかで判断されます。

 

JAみなみ信州の担当の方にお話を聞いたところ、
「例年と比べると、今年は100cmの規格の出荷物がやや少ない印象ではあるけれど、
JAみなみ信州は80cm規格のものが中心だし、どの長さも実つきが良いよ」とのことでした。

春から不安定な天気が続いていたため、当初は生育の遅れが心配されていましたが
大きな問題もなく無事出荷でき、生産者の方々の努力が実ったことにほっと一安心です。

 

これら観賞用ほおずきは、実の形が提灯に似ているため
名古屋、関西方面ではお盆に飾る花として親しまれているそうです。

さらに、ほおずきは漢字だと「鬼灯」ですし、英語では”Chinese lantern plant”と呼ばれ、
なるほど、お盆に使われるのも納得ですね。

 

お盆の時期に飾られているほおずきは、もしかしたら南信州産のものかもしれません。
どうやって栽培・出荷されてきたのか、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

 

(今年7月28日(金)に開催された「ほおずき立毛品評会」の様子はこちら

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