2017.08.16 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州の今月の花「ほおずき(観賞用)」
ほおずきの出荷規格は、長さ5段階(50・60・70・80・100cm)と
等級4段階(特秀・秀・優・良)の総組み合わせで、全20種類あります。
等級の選別基準は細かく決められていて、1本の枝に付いている実の数や
その実つき(実が各節に連続して付いているかどうか)、
節間の長さ、茎の曲がりの程度、病気や害虫などが付いていないかどうかで判断されます。
JAみなみ信州の担当の方にお話を聞いたところ、
「例年と比べると、今年は100cmの規格の出荷物がやや少ない印象ではあるけれど、
JAみなみ信州は80cm規格のものが中心だし、どの長さも実つきが良いよ」とのことでした。
春から不安定な天気が続いていたため、当初は生育の遅れが心配されていましたが
大きな問題もなく無事出荷でき、生産者の方々の努力が実ったことにほっと一安心です。
これら観賞用ほおずきは、実の形が提灯に似ているため
名古屋、関西方面ではお盆に飾る花として親しまれているそうです。
さらに、ほおずきは漢字だと「鬼灯」ですし、英語では”Chinese lantern plant”と呼ばれ、
なるほど、お盆に使われるのも納得ですね。
お盆の時期に飾られているほおずきは、もしかしたら南信州産のものかもしれません。
どうやって栽培・出荷されてきたのか、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(今年7月28日(金)に開催された「ほおずき立毛品評会」の様子はこちら)
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