信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

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長野県林業総合センター指導部Kです。

林業総合センターの構内でアメリカシロヒトリに加害されたヌルデの木を見つけました。
今年は、数年ぶりにアメリカシロヒトリの幼虫が各地で沢山発生しているようで、幼虫に食べられて丸坊主になってしまった木も見かけています。
C01

森に囲まれているせいか、アメリカシロヒトリの被害はほとんど見られないのですが、周囲で大発生しているときは、ここでも被害を受けることがあります。

被害の状況を確認しようと近づいてみると、木の一部に赤い色が見えました。
ヌルデは、秋の早い時期から紅葉することで知られており、
「小さい秋見つけた!」
と近づいてよく見ると、
C02

色がついているのは葉ではなく、写真のような「実」???のようなもの?。
ヌルデの実は、幹から穂を下げ、その先に茶色い種子をつけるので、このようなごつごつした雰囲気にはなりません。
これが木のあちらこちらにブラブラとぶら下がっており、紅葉し始めた雰囲気になっていました。
ちょっと調べてみようと、赤い実と思われるものを切り取ってみると、葉っぱの一部がふくらんでおり、「虫こぶ」と呼ばれるものだとわかりました。
C03

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