来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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松本地域の特産品で年越しそばをつくりました!~材料調達編 その3~

ご覧頂きありがとうございます。松本地方事務所職員のK.Iです。

今回はいよいよ「とうじそば」の材料を集めていきます!

 

とうじそばとは松本市奈川の郷土料理であり、一般的にキノコや山菜などを煮込んだ汁に、ゆでたてのそばを浸し具と汁をかけて食す料理のことを指します。山鳥の汁や野ウサギのだんご汁等もとうじそばの汁として用いられることから、汁の味付けと中に入れる具は臨機応変に変えてもよいと推測されます。

とうじそばについてお知りになりたい方は、信州の田舎奈川さわやか信州旅.netが詳しいのでご参考ください。

 

この度料理した年越しとうじそばの汁は、味噌味です。具材は、松本一本ねぎもえぎ豆腐を用いました。

松本一本ねぎはその1で紹介しましたので、今回は味噌ともえぎ豆腐の紹介をさせて頂きます。

 

~目次~

1 生坂の未来を担う、縁の下の力持ち【生坂村の大豆製品】

2 可能性は無限大!美しい緑の豆腐【もえぎ豆腐】

 

1 生坂村の未来を担う、縁の下の力持ち【生坂村の大豆製品】

 

生坂村は、ほぼ長野県の中央部東筑摩郡の北西部に位置しており、県庁所在地の長野市までは約50km、松本市までは約25kmの距離で結ばれています。生坂村のプロフィールによると、生坂村は奈良時代の頃に国・県が定められた当時から存在していたと推測されており、下生坂八幡原遺跡からは縄文時代の住居跡の遺跡が発見されており、約7000年以前から人々がこの谷に住んでいたことが分かっています。

 

私はとうじそばの味付けをする生坂村の味噌を求め、かあさん家(東筑摩郡生坂村)へお邪魔しました。

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(写真1 かあさん家農産物直売所外見)

 

かあさん家を運営しているのは生坂村農業開発公社さんです。

平成7年に公社が設立されてからは、「おからドーナツ」、「手作り味噌」、「豆腐・豆乳」といった大豆製品が生坂村の名物・特産品として有名になりました。

その理由を公社理事長の岩間 陽子さんにお伺いしたところ、生坂村では荒廃地対策として大豆を大切に育てており、質の良い大豆が収穫できること。また安全で美味しい地元の食品を召し上がってもらいたいという公社の皆さんの熱い思いが届き、松本地域でも有名な生坂村の名物になったのではないかとのこと。岩間理事長、お話し頂きありがとうございました!

 

なるほど、荒廃地に大豆を育てる土地を無駄にしないという思いや農家の方や加工する方の情熱が、村の新たな名物・特産品となったのですね。

生坂村に住む人々の思いが長い歴史の新たな1ページとなり、7000年という気の遠くなるような年月を紡いでいるということは、とても素晴らしいと思います。

 

それでは、味噌を求めて農産地直売所へレッツゴー!

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(写真2 かあさん家内農産物直売所の様子)

 

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(写真3 特産品の味噌)

 

お会計を済まし、無事にお味噌をゲットです。

高品質なお味噌が1kgで650円というのは、なかなかお買い得だと思いますよ!

 

※耳より情報※

ここからは公社理事長の岩間さんからお伺いした耳寄り情報です。

平成29年3月19日(日)10時~14時まで、かあさん家にて「花まつり」を開催するとのことです。

花まつりでは、

①きのこ汁の無料サービス ②その日限定の商品・お買い得品の販売  を実施するそうです。

先程紹介しました「おからドーナツ」や「お味噌」をはじめ、様々なものがリーズナブルな価格で入手できるチャンスですよ!!

詳しくは生坂村農業開発公社(0263-69-3431)へお問い合わせください。

 

 

2 可能性は無限大!美しい緑の豆腐【もえぎ豆腐】

 

皆さんは筑北地域で販売されている、もえぎ豆腐なる緑色の豆腐をご存知でしょうか。

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(写真3 もえぎ豆腐)

恥ずかしながら、私は3年間松本地域にいるにも関わらず存じませんでした。…申し訳ございません。

 

このもえぎ豆腐、何とも言えない鮮やかな薄緑色が料理心をくすぐる素晴らしい豆腐です。

もえぎ豆腐についてインターネットで調べてみましたが、詳しく解説されているページを見つけられませんでした。そこで筑北村役場産業課 山田氏にお尋ねしたところ、以下のとおり詳細を快く教えてくださいました。ありがとうございました!

 

【もえぎ豆腐の歴史】

旧坂北村で開催した坂北村カントリーカレッジ(女性農業者セミナー)修了者が、遊休農地を活用した特産品開発をし、地域活性化につなげたいという願いから普及センターと相談し「信濃青豆」の栽培に取り組んだのが始まり。信濃青豆は白大豆と比較して豆腐加工が難しく、県食品工業試験場、関係業者から指導を受け試行錯誤を繰り返し、「もえぎ豆腐」が生まれました。

豆の選定については、当初は豆腐加工に適し見た目も良い信濃青豆を選定しました。現在はより味、色が濃い「あやみどり」を使用し「にがり」にこだわりをもって豆腐作りをしています。

平成9年にもえぎ豆腐の販売を開始し、平成10年に「信州味のコンクール奨励賞」を受賞。

平成13年には「長野県中山間地域農業振興協議会会長賞」を受賞。

 

【もえぎ豆腐とは】

「もえぎ豆腐」は青豆を使った薄緑色の豆腐です。風味とコクがあり、栄養価も高く、原料の青豆はすべて筑北村産です。

もえぎ豆腐には「木綿豆腐」と「おぼろ豆腐」の2種類があります。おぼろ豆腐は絞った豆乳ににがりを入れて固めたものをそのまますくい入れた豆腐です。

他にも直売所等で青豆を使った「おから」、「豆乳」、「豆菓子」の販売もしており、平成28年度からは「豆腐シャーベット」の販売を開始したとのこと。

 

【食べ方】

最初の一口は何もつけずに味わって下さい。

湯豆腐・汁物にいれる場合は温める程度にして下さい。

揚げ出し豆腐にすると一層色が濃くなります。

おぼろ豆腐は電子レンジ等で少し温め、白ダシをかけるといっそう美味しくなります。

 

【取扱店】

筑北村ホームページ「もえぎ会のもえぎとうふ」をご参考ください。

 

いかがでしたでしょうか。もえぎ豆腐のことを詳しく知ると、食べたくなってきませんか??

わたしは食べたくてたまらなくなりましたので、もえぎ豆腐を求めて取扱店のひとつである「まんだらの庄(筑北村坂井」へお邪魔しました!

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(写真4・5 まんだらの庄外観)

 

お昼過ぎにお邪魔しましたが、もえぎ豆腐は最後のひとつでした。大人気商品ですね!

売り切れじゃなくてよかったです…。

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(写真6 大人気につき売り切れ御免)

 

個人的な感想ですが、もえぎ豆腐はまだまだ料理の材料として開拓する余地があると考えます。

さまざまな料理の「つなぎ」としても使用することができますし、米粉とまぜて薄緑の白玉にするなどお菓子にしても面白いと思います。

 

 

その3 とうじそば材料調達編はいかがでしたでしょうか?

次回はいよいよメインの「そば粉」と「水」を調達します。ご期待ください。

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