是より木曽路

遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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「木曽駒ヶ岳」に登る!~ 福島Bコース縦走編

みなさん、こんにちは~! 会計センターのサイクリストKです。

自転車乗りですが、実は山登りも好きで・・・「山の日」も近くなってきたので、今回はトレッキングのお話です。

「木曽路はすべて山の中にある」といわれた山の里「木曽」、周囲は標高の高い山が並びます。その木曽山脈の中で一番標高の高い、日本百名山「木曽駒ヶ岳」とその周辺の山を、グレートトラバース気分で周回してみましたので、その様子を紹介します。

木曽駒ヶ岳への登山道、木曽側からは福島A・B、上松A・Bと4コースありますが、今回は福島Bコースを選択、このコースは途中で二手に分かれていて、この山域をぐるっと一周して帰ってくることが出来るのです。

スタートは木曽駒高原スキー場跡の「コガラ登山口」、早朝の冷えた空気の中を目の前に広がる山並みを目指して歩き始めます。

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木曽駒ヶ岳と茶臼山へ向かう分岐点で「登山届」を提出して、木曽駒方面へ登り始めます。最初からジグザグの急登坂で息が上がりっぱなしですが、登山道は整備されていて1合目ごとに案内板もあり、安心して登ることが出来ます。

7合目には立派な「避難小屋」がありました、休憩だけでなく宿泊も出来る施設です。ここに分岐点があり、そのまま「木曽駒ヶ岳」へ向かう推奨ルートと、「麦草岳」を経由するルートがあります。距離の案内が800mほどだったので、麦草岳方面へ向かってみました。

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森林限界を越えると「木曽駒ヶ岳」が姿を現します。美しい山並みにうっとりしますが、山頂は遥かに遠くですね。

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ハイマツの中を進むと景勝地「駒岩」が現れ、やがて見晴らしの良い「麦草岳」山頂(2721m)に到着です。山頂の案内板には「牙岩・木曽前岳を経て駒ヶ岳」と表示がありますが、大きく「難路」とあります。少し先に進んでみると、目の前に現れたのが、すごい光景で・・・。

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険しい崖の上の細い尾根が「牙岩」、そして「木曽前岳」まで続いています。岩場のアップダウンが続き、崩れそうな危険個所だらけのかなりの難コースでした。こちらはお勧めできませんので、麦草岳で景色を楽しんだら、7合目の避難小屋まで引き返して、先へ進むのが無難かと思います。

さて、「木曽前岳」の山頂(2826m)までやってきました。ここまで来ると、目の前に「木曽駒ヶ岳」「宝剣岳」の険しい山並みが大きく広がります。

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木曽前岳と木曽駒ヶ岳の間にある「玉ノ窪山荘」へ下ると、そこが9合目になります。右手には切り立った険しい崖の上に「宝剣岳」の尖がった山頂が見えます。迫力ある素晴らしい眺めです。

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ようやく木曽山脈の主峰「木曽駒ヶ岳」の山頂(2956m)に到着。広い山頂は、山の反対側から「駒ヶ岳ロープウェイ」で登ってきた方々で賑わっていました。

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ここで少しガスってきましたが視界は悪くないので、目の前にある「中岳」(2925m)を越えて、その先の「宝剣岳」(2931m)へ行ってみます。

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宝剣岳、迫力あります! 山頂へは、鎖を頼りに岩場を進みますが、すれ違いの出来ない狭くて危険な難コースです。山頂も狭く、尖った岩の上で記念撮影だけして、早々に降りました。鎖場は、下りの方が怖いです・・・。

宝剣岳から中岳を経由して木曽駒ヶ岳へ戻り、北へ続く「馬の背」と呼ばれる広い穏やかな稜線に出ました。振り返ると、駒ヶ岳宝剣岳中岳の三つの山頂が綺麗に見えます。

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進行方向に目をやると・・・これから歩く、長い尾根が遥か彼方まで続いています。尾根の一番先にある「茶臼山」まで、遮るものが何もない、絶景の稜線歩きの始まりです。

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途中で、新田次郎の小説「聖職の碑」で描かれた、大正2年の学校登山の遭難事故の「遭難記念碑」が設置されていました。手を合わせて祈ります。このあたりは広い尾根で安心して歩けますが、ちょっとした天候の変化で山の危険度は変化します。自分も気を引き締めて、先へ進みます。 画像のもう一つの石は「天水岩」です。石の上の水溜りは、日照りでも枯れないのだとか!

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長い尾根歩きも終盤に差し掛かりますが、ここまで誰一人ともすれ違いません・・・絶景を独り占めしながら、次のピーク「将棊頭山」、大きな岩の積み重なる「行者岩」とアップダウンを繰り返しながら進み、いよいよ最後の山頂「茶臼山(2652m)に到着です。

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「茶臼山」からは、伊那方面の市街地を一望できます。同じ谷でも、伊那谷は広い!(笑)ようやくここで長かった稜線歩きも終了です。ここからは木曽谷への長い下り坂の始まり・・・急がないと日が暮れちゃいます。

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茶臼山ルートは、石ゴロの少ない歩きやすい登山道で助かりました。9合目、8合目と目印を確認しながら下り、最後に登山口近くの「正沢川」の吊り橋を渡るはずだったのですが、なんと橋がない!? どうやら、流されてしまったようです・・・。川の中には丸太が渡してあり、それに掴まって渡れということらしいので、冷たい水の中、ひざ上まで浸かって、なんとか対岸にたどり着きました。(笑)

登山口まで戻って振り返ると、山頂付近はガスの中。疲労感はマックスですが、木曽山脈の主峰「木曽駒ヶ岳」と、その周囲の険しく厳かな山容を楽しんできたので達成感も強いです。

さて、木曽駒ヶ岳、福島Bコースの周回は、かなりの健脚コースでしたので、まずはそれぞれの登山口からピストンで登るのが良さそうです。素晴らしい眺めが待っていますよ。

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