また日本の高山帯の岩場に見られる
常緑小低木のガンコウランの実(野生のベリー)も
好んで食べるそうです。
32日ほど抱卵し6月下旬~7月上旬には
ヒナが誕生します。
(ツンドラ地帯でのコハクチョウの親子/諏訪湖白鳥の会提供)
このころは完全に雪が融けていますので、
コハクチョウたちはスゲやイネ科の草を盛んに食べます。
しかもツンドラ地帯の夏は白夜。
エサを探す時間がたっぷりありますから、
子育てにはうってつけなのです。
ヒナが重さ6~7kgの幼鳥となり
飛べるようになると、
日本に来るコハクチョウたちは
コリマ川河口の湿原に移動。
8月ごろは浅瀬で大繁茂する浮葉性の水草である
ヒルムシロの若芽や根際部のほか、
藻やプランクトン、ボウフラなども食べるようです。
コハクチョウは川の入り江の浅瀬や湿潤草原、
海岸草原、サーモカルスト湖といった
エサとなる植物が豊富でかつ
身を隠す繁みがある場所で夏を過ごすのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
諏訪地域振興局 総務管理課
TEL:0266-57-2903
FAX:0266-57-2904