2024.07.01 [ 【目】自然・景観 ]
ビーナスライン沿いに咲く白い花って…
ニッコウキスゲ開花を知らせる報道もありましたが、ビーナスラインを運転していると、この季節は白い花の存在がひと際目立ちます。
これはフランスギクといい、霧ヶ峰や車山高原には元々存在していなかった外来植物で、人や車の往来により植生範囲が拡大したものと推測されています。
パッと見ると群生して咲いており綺麗ですが、このまま放置していると強い繁殖力により、ニッコウキスゲをはじめとした在来種が生存できなくなるため、毎年駆除を行っています。
この季節には、他の外来植物(小さな花を咲かせるヘラバヒメジョオン等)も併せて駆除しています。
6月26日、車山高原スキー場周辺で、地権者・観光協会・ボランティア・茅野市及び県職員の総勢30名を超える人数にて手作業による駆除を行いました。
今回は、フランスギクとヘラバヒメジョオンを合わせて190kgを駆除できました。
一つ一つは小さな植物なので、本数でいったら相当な量になります。
この作業では、例年150~200kgもの量を駆除しておりますが、それでも一部に過ぎません。
地道な活動を続け、自然を守るために皆様のお力添えが必要です。興味をお持ちの方は是非ともボランティアとして参加頂ければ幸いです。
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