2019.10.15 [ 南信州の林業 ]
発見!山の中のかくれんぼ
こんにちは。林務課takeです。
夏の暑さも和らぎ、行楽シーズンが到来し、山へ行かれる方も増えますね。
そこで今回は山で発見した、かくれんぼしているかのような動植物を紹介します。
先日山を歩いていると不自然に揺れている葉っぱを見つけました。
それが右の写真です。一見何の変哲もない植物。
不思議に思ってひっくり返すとそこには・・・
ツマグロオオヨコバイの幼虫が!!!
山や草原に多い昆虫で植物の汁を吸って生きているため、植物にくっついている姿を見ることがたびたびあります。
成虫になると色や模様から「バナナ虫」と呼ばれることもあります。
続いて、こちらの写真をご覧ください。
中央に木が一本立っているように見えますね。
実は違うのです。
その正体は・・・右の写真です!
たくさんの幹がくっついて1本に見えていました!
これは「周辺にたくさんの木があり、競争した結果くっついた」と考えられます。
また、「1本の木をつるが締め付けて複数の木があるように見える」とも考えられます。
続いてはこちら。
岩の隙間に何かが挟まってます。
近づいてみると実は、木の幹だったのです。
まるでかくれんぼをしているかのような状態ですよね。
最後はこちら。
土と同化していますが、ヘビがいます。しかも毒をもつ「ヤマカガシ」という種類のヘビの子どもです。
大人になると模様がはっきりしてきますが、今はつるっとしていて巨大なミミズのよう。
しかし、危ない毒蛇なので注意が必要です。
ヘビは周りの環境になじむ色をしているため、常にかくれんぼしている状態です。草むらや岩場などでは特に紛れてしまうため注意してください!!!
山にはこのようにたくさんの動植物がかくれんぼをしています。
山登りの際には山頂からの景色だけでなく、このようなかくれんぼ達を探すのも楽しいのでぜひお試しください。
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