2019.02.27 [ その他南信州の観光・自然・花 ]
今月が出荷ピーク「クリスマスローズ」って?今2月だよ!
南信州農業改良普及センターのHです。
ここ南信州も、立春を境に日脚も伸び、寒さも緩んできたように感じます。
今回紹介する南信州の花は「クリスマスローズ」。
南信州地域では、8戸の農家で栽培。12月から4月まで、約5万本の切り花が、関東・関西の都市部を中心に出荷されます。最も出荷量が多いのは、この2月!!
『クリスマスでもないのに、どうしてクリスマスローズ?』と思われる方も多いのではないでしょうか?
クリスマスローズには、たくさんの品種が!中でも、原産地であるヨーロッパに自生している原種”ニゲル”はクリスマスの頃に露地咲きすることから、この名前がついたそうです。しかし、日本で一般的に栽培されている品種(ガーデンハイブリット系)が、クリスマスに出回ることは少ないそうです。
今回はJAみなみ信州の花き技術員と一緒に、松川町の農家Sさんを訪問。Sさんによると、「出荷のピークを過ぎたが、今年は害虫の発生も少なく、順調に出荷できた」とのことです。
陽気もよくなり、昼間はビニールハウスもサイドを開けて換気します。(午後に訪問したので、収穫が終わった後でした。)
クリスマスローズの魅力は、”一度植えると何年も継続して収穫でき、無加温で冬でも出荷できる”こと!
市場からは引き合いも強く、技術員は、「もっと栽培者を掘り起こしたい!」と意欲的です。
クリスマスには出回ることが少ないクリスマスローズ・・・、この季節には人気の切花の一つですね!
ちなみに、クリスマスローズには「追憶:私を忘れないで」という花言葉があるそうです(ほかには「いたわり」など)。
生花店などでお見掛けされた折には「もしかしたら南信州産かも?」と、南信州のことをちょっと「思い出して」いただけると嬉しいです。
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