2021.12.24 [ その他南信州の観光・自然・花 ]
「難を転ずる」南信州の南天、出荷最盛期です!
南信州農業農村支援センターのHです。
南信州では12月に入り、正月用花木のトップバッター「南天」の出荷が最盛期を迎えています!
南天の出荷については、過去のブログもご覧ください。
南信州の今月の花「南天」 ⇒ https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/nature/21136.html
南信州地域では、天竜川の東側地域(竜東地域)を中心に、約230戸の農家が南天を栽培しています。
12月上旬は房南天が、12月中旬は枝南天が出荷されます。
【栽培面積が多い農家の一人、泰阜村の早野さんの南天畑からは、眼下に流れる天竜川と、その向こうに架かる南宮大橋が展望できます。】
昨年は、開花期に長雨に見舞われた影響で実の付きが悪く、出荷量が半減してしまいましたが、今年は天候も安定し、JAみなみ信州の担当者によると、例年並みの約17.5トンの房南天と、約1万5千本の枝南天が出荷される見込みとのことです。
【枝南天は束にしたものを、新聞にくるんで段ボール箱に入れます。】
箱詰めされた南天は、JAみなみ信州を通じて主に関西~中京方面の市場に出荷され、正月飾りとして利用されます。
【長さ1.4mの花木用の出荷段ボール。「みなみ信州の花木」はブランドです。】
JAみなみ信州では、南天を花きの振興品目の一つに位置付け、栽培面積の確保に努めています。
農業農村支援センターでも「普及活動計画」に位置づけ、着果の安定や苗生産支援に取り組んでいます。
「難を転ずる。」と言われる南天。赤い実が枯れると黒くなることから「赤字が黒字に転ずる。」と商売繁盛の縁起をかつぐことで、商売人にも人気があるそうです。
玄関などに飾っていただき、年末のご挨拶には少し早いですが、どうぞ、よいお年をお迎えください。
【この記事に関するお問い合わせ先:南信州地域振興局 南信州農業農村支援センター 阿南支所 TEL:0260-22-3199】
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