2018.05.17 [ その他 ]
大鹿歌舞伎 ~春の定期公演~
お舟役の大熱演に拍手喝采! 沢山のおひねりも飛んでいました。
美男子(新田義峯)を逃がすため、重傷を負いながら村の警戒を解く太鼓を必死に叩き、その後に反り返り絶命するお舟。
第1幕が終わり、次の幕の準備のため時間があったので、会場すぐ近くにあった飲食店に寄って大鹿村名物の鹿肉カレーを注文し食事をしましたが、後から来店されたお客さんと店員さんが、次の第2幕にこのお店の店主の方が関女役として出演すると話されており、どんな方が演じるのか楽しみに、第2幕に間に合うように会場に戻りました。
第2幕の公演は「義経腰越状 泉三郎館の段」でした。この演目は、宝暦4年( 1754年 )に、大阪豊竹座で初演されたと言い伝えられているそうです。酒ばかり飲んでいる五斗兵衛(後藤又兵衛)に愛想をつかした妻の関女が酒をやめるか三行半(離縁状)を書くか迫り、五斗兵衛が本当に離縁状を書いたことで繰り広げられる騒動の演目です。演目の後半は、五斗兵衛の才能を見出した義経の大老 泉三郎が課した五斗兵衛と復縁するための条件を受け入れ、関女が一人鉄砲を持って人質となっている五斗兵衛の息子を連れ戻しに鎌倉へ向かうという物語でした。
酔いつぶれた五斗兵衛(後藤又兵衛)
泉三郎に諭され鉄砲を抱え覚悟を決める関女。
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