2018.05.17 [ その他 ]
大鹿歌舞伎 ~春の定期公演~
ゆるキャラと歌舞伎ガールもお出迎え
まず、保存会の会長である柳島大鹿村長のあいさつと、子ども達による「おひねり」の投げ方や、「掛け声」のかけ方のレクチャーがあり、笑いを誘い、上手に場を和ませていました。
第1幕の公演は「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」でした。この演目は、明和七年( 1770年 )1月に、江戸の外記座で初演されたもので、原作者は、あの平賀源内だそうです。江戸浄瑠璃の代表作で、東京都大田区にある新田神社の縁起物として記されたもので、全五段のうちの四段目が本幕に当たるそうです。懸賞金を目当てに新田義峯を殺害しようとする父親の頓兵衛から新田義峯を守ろうとするお舟の恋の物語です。演目の前半で見せる、一目ぼれした美男子(新田義峯)へ一途な想いを傾けるお舟の可憐な姿が、後半では打って変わって、愛する人を救おうとする情念が激しくほとばしる姿に変わるという、とても見ごたえのある芝居でした。
父親に間違って刺され、重傷を負いながらも美男子(新田義峯)をかばおうとするお舟。
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