2018.03.09 [ 南信州の林業 ]
林道工事日誌 番外編 [きょうの林道]
林務課のMです。
厳しかった寒さもようやく緩みはじめ、少しずつ春を感じる時期となりました。
さて、街中では梅が咲き、新芽が膨らむ一方で、いまだ雪に覆われた南信州の林道…
3月を迎えた林道には果たして春の兆しはあるのでしょうか…?
今回は最近の林道の様子について、少しご紹介します。
今回訪れたのは売木村の林道、「生スズ線」です。
昨年4月の豪雨によって谷側の路肩が一部崩壊する被害が出ましたが、先日復旧工事が完了し、現場確認を行いました。
そして周囲の様子がこちら。
林道の入り口から工事個所まで除雪を行ってあるため舗装部分は見えますが、路肩や斜面はまだ白いです。
土砂降りの雨の中にもかかわらず、多くの雪が解けずに残っていました。
今は山中でも雪ではなく雨が降るようになっており、冬に比べて気温は確実に上がっていると感じましたが、こうして見ると、まだ冬景色という感じです。
寒さは緩んだものの、春の訪れはもう少し先のようですね。
結局、今回はいまだ残る林道の冬をお届けすることになってしまいましたが、現場近くではこんなものも見つかりました。
コナラの実が落ちていて、ほんの少し根が出ていました(右側のドングリの上部分から伸びているのが根です)。
ドングリは秋に落ちた後、春が来る前に地面に根を伸ばし、発芽する日を待ちます。
外からは見えずとも、雪の下では春への準備が着々と進んでいるのですね。
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