南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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南信州”登山”日和Vol12~しらびそ峠~南アルプス大沢岳登山道復活ののろし!!

農地整備課の中年Yです。

11/14(土)、飯田市上村のしらびそ峠(標高:1,833m)から南アルプス大沢岳(標高:2,819m)へ通じる登山道の修繕作業に行ってきました!!

しらびそ峠から大沢岳へ通じる登山道は十数年前から黒沢の崩落等で現在廃道となっています。

そこで、 ㈳南信州山岳文化伝統の会の活動の一環として、この日は登山道の一部の修繕作業を行いました。

今回修繕作業を行ったのは、会のメンバー3名です。世界的に有名な飯田市出身の登山家である大蔵喜福(おおくらよしとみ)さんも一緒でした!!

(※大蔵さんは厳冬期エベレスト北壁の最高地点到達者(1986年8,450m)で、今もその記録は破られていません。)

修繕箇所は峠から4kmほど入ったところの黒沢の両岸です。

十数年前に黒沢が崩落して間もないころ、私はこの登山道から大沢岳を目指しましたが、黒沢を渡ることができず、断念して引き返してきたことがあります。

【しらびそ峠から大沢岳へ通じる登山道(赤線):手前の尾根から一度沢に降りてから唐松尾根を登ります。】

この日、黒沢に到着すると、十数年前と比べてさらに崩落が進行しており、両岸の路面はすべて土砂で埋まり、両岸にはトラロープが垂れ下がった状態でしたが、右岸のトラロープは頼りない倒木に結わえてあるだけでした。

【黒沢:以前は赤い場所に橋桁がありました。】

そこで、数十メートル上の生木をアンカーに取りそこからロープを引っ張ってきて沢底まで足場を確保しました。

【着手前は黄色の部分にロープがありましたが、今回は赤い線の箇所(高い位置の生木から)にロープを設置】

【登山道上方の生木にアンカーを取りロープを固定:下方に人が見える場所が登山道】

【ロープの下端近くの岩にハーケンを打って固定】

【黒沢左岸から右岸を望む:赤線がロープで確保した迂回路】

左岸は残っているガードレールからロープを固定しました。

【左岸ガードレールからロープを固定】

【左岸ガードレールからロープを配置(赤い箇所)】

この日は、穏やかな天気で登山道からは大沢岳の雄姿を眺めることができました。

【中央の台形状の左肩が大沢岳頂上(標高:2,819m)。右の尖峰は中盛丸山(標高:2,807m)】

また、南に目をやると、光岳、加加森山、池口岳等、南アルプス南部~深南部の峰々が見渡せました。

【左から光岳、加加森山、池口岳】

作業終了後、「しらびそ高原 天の川(旧 ハイランドしらびそ)」へ立ち寄ると、荒川岳や小河内岳(おごうちだけ)が綺麗に見えました。

【左奥に見えるのが小河内岳、右が荒川岳、中央手前は奥茶臼山から大沢岳の途中にある丸山】

帰りは、下栗方面へ下りましたが、途中で光石(光岳山頂直下にある二つの岩)が二つ並んで見えました。

これまで、しらびそ高原から光石が見えることを知りませんでしたが、この発見には、3人とも大興奮しました!!

【しらびそ高原から下栗へ向かう道中から眺めた光石。一番高いところが光岳山頂。32倍の望遠で撮影】

この日は、NAGANO観光アカデミー「登山家・冒険家 大蔵喜福さんが語る南アルプスエコ登山とは?~冒険ロマンただよう「遠山森林鉄道」の軌道敷地跡登山道整備プロジェクト~」の催しが17:00~あり、その会場の飯田市南信濃旧木沢小学校も立ち寄りました。ここは、現在、大蔵さんの活動拠点でもあります。

その後、日本一の変動渓谷(詳しくは下記URL参照)に認定されている遠山谷を見学して帰路につきました。

遠山谷「一望できる日本最深の変動渓谷」

 

なお、今回修繕したのは、黒沢の両岸部だけで、大沢岳への登山道は通行可となっていませんのでご注意ください。

 ㈳南信州山岳文化伝統の会では、大沢岳への登山道について今後調査を行い、来年度以降本格的な修繕に取り組んでいきたいとのことです。

なお、会については以下のURLからアクセスできますので、興味のある方はご覧ください。

一般社団法人 南信州山岳文化伝統の会

 

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