1日目（10月27日）の最後に、売木村の「うるぎ国際センター」において、施設の視察と、南信州地域に移住した外国出身者の３名の方及び清水売木村長とこの地域の魅力について懇談しました。

「うるぎ国際センター」は３年前に民家をリノベーションし、インバウンドで来日する外国の方々がディープジャパンを体験できる異文化交流施設としてオープンしました。しかし、コロナ禍の影響で思い描いた運営はこれからとのことです。

夕闇の中での視察の後、まるで田舎のおばあちゃんの家に来たような和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。

外国出身者の皆さんは、平谷村、売木村で地域おこし協力隊や集落支援員として、特技を活かし地域づくりに取り組んでいます。この３名に共通しているのは、南信州の豊かな自然環境に惹かれ、家族で移住されたということです。また、自然以外にも、温かな人柄、景観の美しさなど、多くの魅力があるとのことでした。

また、この地域にインバウンドで外国人観光客を呼び込むには、魅力的な景観だけでなく、田舎の美味しい料理の提供や古くからある「わら細工」や「炭焼き」といった文化や技術をコンテンツに組み込んでいくこと、積極的な情報発信をしていくことなどが重要との提案をいただきました。今ある生活を大事にして人を呼び込み、さらに地域が活性化すればいいですね。

知事は、「高齢化や人口減少が進むこの地域に、若い世代を増やしていけるように一緒に考えましょう。」と結びました。

これからどんな面白い企画が出てくるか楽しみですね！

〈うるぎ国際センターでの懇談の様子〉

〈移住者の皆さんと〉

【この記事に関するお問い合わせ先：南信州地域振興局リニア活用・企画振興課　TEL：0265-53-0401】