2019.09.13 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州”登山”日和Vol.5~親子の登山日誌(秘境の山小屋から赤石岳)後編!!
農地整備課の中年Yです。
南信州”登山”日和Vol.4~親子の登山日誌(秘境の山小屋から赤石岳)前編をご覧いただけましたでしょうか。
それではお楽しみの後半(9/4の御来光の後から)です!!
悪沢岳は神秘的な羽衣をまとっているようにも見えました。
そのうちに西の空には阿弥陀如来が光輪を掲げて現れているではありませんか。そうです、正しくこれがブロッケン現象です!!
東の空に再び顔を向けると、今度は太陽の周りを彩雲が光輪となって彩っていました。
それにしても、なんと美しいのでしょう。18歳から山登りを始めましたが、これほどの凄いモーニングショーは記憶にありません。
およそ1時間の南アルプスの大自然が織りなした大スペクタクルショーを堪能し、6時に赤石岳に向かって再び出発です。まずは荒川小屋まで下ります。途中、南アルプス随一の荒川岳のお花畑を通過。ニホンジカの食害を避けるため、防鹿柵が設置されています。
1時間ほど下ると赤い屋根の荒川小屋が見えてきました。その向こうにはどっしりと構えた赤石岳の雄姿が!!
お花畑には紅葉したウラシマツツジの中でトウヤクリンドウが咲き誇り、可愛らしい黄色の花のウサギギクも咲いていました!!
そして、高山裏避難小屋を出てから約7時間で赤石岳(標高3,120m)に到着!!前日の鳥倉林道終点から長い道のりでした。
山頂からは百閒平や聖岳を望むことができました。
この後、ゆっくりと時間をかけて高山裏避難小屋まで戻りました。途中の荒川小屋では、スパイスがよく効いた噂のカレー(1,000円)を頂きとても美味しかったです!!
荒川前岳からの下りは大崩壊の脇を通るので、慎重に進みました。
この日は15時15分に高山裏避難小屋に戻りました。朝の2時から約13時間の長丁場でした。
最終日(3日目)は、時折小雨の降る中、鳥倉林道登山口を目指しました。小河内岳からは雲海の彼方に中央アルプスを望めました!!
今回は、訪れる人の少ない高山裏避難小屋をベースに赤石岳に登りましたが、久しぶりに静かな山旅ができ、改めて南アルプスの懐の深さと良さを実感できました。
南信州の山旅はいかがでしたか。
静かな山行をしてみたい方には、高山裏避難小屋はお勧めです。きっと貴方を満足させてくれることでしょう!!
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