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自分は大丈夫!?~油断しないで~「もし、野生動物と出会ったら!!」

皆さんこんにちは、林務課の新米ハンターです。🦌

日中の気温も高くなり、アウトドア等がしやすい時期になってきました。
暖かくなると山の木や植物だけでなく、クマなどの野生動物も活発に活動はじめる時期となりました。

そんな中、先日、軽井沢町で山菜獲りをしていた人がクマに襲われ、ケガ🤕をする人身事故が発生しました。

先日の 人身事故が起きた箇所の周辺森林

林道入口等に設置されているクマの注意喚起看板

 

 

 

 

 

 

私たちの住んでいる所は、野生動物の生息域と隣り合わせである。そして、山に入るということは、
野生動物の生息域に立ち入るため、油断してはいけません!!

「いつも行く所だから~」「犬を連れているから~」「人家や集落に近い所だから~」・・・etc
このような考えで、自分は大丈夫って思っていないですか?

今一度、クマによる被害を防ぐための対策や野生動物との出会った場合の対応について、
学んでいきましょう。

林内に潜むクマ(R元年撮影)

木に登るクマ(R元年撮影)

 

 

 

 

 

 


【🐻クマに出会わない対策を行いましょう】

◇朝夕の行動は避ける。
クマの活動が活発になる明け方や夕暮れの入山・散策、作業等はできるだけ避けましょう。

◇音の鳴るものを携帯する。
山・山菜取り・森林整備等で山に入る時は、クマ鈴やラジオなど音の出る物を身につけ、
音を鳴らし、クマに人の存在を知らせることが大切です。また、複数人での行動を心がけましょう。
クマは聴覚や嗅覚が人より優れて います。人の気配を感じたクマは自ら避けてくれます。

◇周囲の確認をする
山菜はクマの好物です。山菜のある場所には、クマもいる可能性 が あります。

特に渓流 沿い は水の音で、クマも人もお互いの気配を感じず接近してしまうことがあります。
また、クマは木登りが得意ですので、周囲の木も含めて確認しましょう。

◇クマのいる場所に近づかない。
山はクマの生息地で、どこにいてもおかしくはありません。クマの足跡や糞などを見
つけたら、
それ以上近づかずに引き返しましょう。

◇子グマを見たら立ち去る。
子グマの近くには必ず母グマがおり、子グマを守るために、人を攻撃することがあります。
子グマを見かけたら、そのままそっと立ち去りましょう。

◇ 犬は連れて行かない。
人の気配を感じたクマは、身を隠して人をやり過ごそうとしますが、
一緒にいる犬に吠えられるなどして、人へ攻撃をする場合があります。
犬を連れて山中へ入るのはや
めましょう。

◇クマを呼び寄せない対策をしましょう。
エサがあると次から次へと別のクマが同じ場所に出没する可能性があります。
農作物は、電気柵等で守るとともに、廃果や生ゴミは野外に放置せず、適切に処理することを心がけましょう。
また、ガソリンや整髪料など揮発性の臭いや、漬物など発酵臭の強いものに誘引されることがありますので、クマが入れない場所に保管しましょう。

不意にクマと出くわすかも

音を出して存在をアピール

いろいろな種類のクマ鈴

 

 

 

 

 


【🐒サル等の野生動物に出会ったら】

◇刺激しない
目を合わせず、騒がず、ゆっくりとその場を離れましょう。
野生動物を興奮させると人を攻撃することもあるため、安全な場所に立ち去りましょう。

◇近づかない
近づくと人を攻撃してくることがあります。
スマートフォンやカメラの撮影で近づくことも大変危険ですので、近づかないでください。

◇エサを絶対にあたえない
エサを与えると、人を怖がらなくなり、人や農作物への被害につながります。
観光地等で野生動物を見かけても絶対にエサをあたえないでください。
※エサを与えた人は善意のつもりでも、その行動で地域の人々が困ってしまいます。
また、エサとなる生ゴミ等も適切に管理し、野生動物を呼び寄せないようにしましょう。

(注意喚起のチラシ)

【万が一、野生動物に襲われたら】
感染症の恐れがあります。引っかかれたり、かまれてしまったら、
すぐに医療機関を受診してください。

【傷ついた野生動物を見かけても拾わないで】
ケガや病気の野生鳥獣を見かけた場合には、原則としてそのままにしておいてください。
自然界の出来事には、人間は手を出さず見守ることが基本であり、大切なことです。
生鳥獣は、自然の重要な一員であり、自然の中で、ケガ、病気、エサ不足、他の生き物に食べられたりして命を落とすこともあります。しかしそれが自然の一員として真に生きるということです。

【見通しを良くして、野生動物の出没場所の解消を図りましょう】
通学路や生活道路沿いの藪を刈り払い、見通しを良くしてクマが隠れる場所をなくしましょう。
その他、河畔林や川床の藪等を刈り払い、出没ルートの解消・分断を図りましょう。
また、長野県では、「長野県森林づくり県民税」を活用した事業で、市町村による緩衝帯整備を支援しています。

緩衝帯整備の様子(南牧村)

緩衝帯整備の様子(川上村)

 

 

 

 

 

 

これらの内容をご家族や友人等にも共有いただき、野生動物による人身事故を防ぎましょう。
その他の野生鳥獣等に関する情報は、長野県公式ホームページなどでご確認いただけます。

佐久地域振興局林務課
0267-63-3152

<長野県ホームページリンク>
「ツキノワグマによる人身事故を防ぐために」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/jinshin.html
「ツキノワグマによる農業被害を防ぐために」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/nogyo.html
「野生鳥獣被害対策について」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/yaseichoju_higaitaisaku.html
「傷ついた野生鳥獣を見かけたら手を出さず、見守るようにしましょう」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/shobyo.html
「野鳥のヒナを拾わないで」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/hina.html
「野生鳥獣情報ステーション県民の皆様へのお願い」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/index.html
「野生鳥獣情報ステーションへい死鳥について」
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/heshi.html
長野県における野生イノシシでの豚熱(CSF)の発生と対応状況について」
https://www.pref.nagano.lg.jp/enchiku/swinefever.html
「長野県森林づくり県民税について」
https://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/sangyo/ringyo/shisaku/kenminze/kenminzei.html

ツキノワグマと出会わないために

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佐久地域振興局 総務管理課
TEL:0267-63-3131
FAX:0267-63-3105