「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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知っていますか?佐久平を潤した“神様”のこと(浅科小学校 五郎兵衛用水学習)

その様子を実演。
この浅科頭首工には、水路を拡げ、流速を落とすことで泥やゴミを沈下させる「沈砂池」が造られており、泥吐きゲートを開けると水流が起こり、底に溜まった泥などが除ける仕組みになっています。
維持管理をしやすくするための工夫です。

 

▼泥吐きゲートを開けた数十秒後

左側から濁水が巻きあがっているのが分かりますね。豪快!

 

【 伝えてほしい、地域の遺産 】

用水をどこから取るか。
これは食料生産の現場にとって、全ての始まりとも言える課題です。
佐久地域に落とし込むと、近くに千曲川という大きな河川がありますが、標高が低くて水源にはできませんでした。
重機どころか車も無い時代に、遠方の山麓に水源を探し当て、用水を引かねばならない。多大な労力と資金、根気、そして技術のいることです。
しかし彼は生涯を通して成し遂げ、今も地域の産業を支えてくださっています。

市川五郎兵衛真親のその功績を称え、正式に「神様」として神社に祀られています(長野県下では、佐久間象山とたったの2名だけ)。
また、世界かんがい施設遺産(国際かんがい排水委員会/日本の登録数・・・42※)、疎水百選(農林水産省/長野県の登録数・・・5※)に選定され、その素晴らしさが認められます。(※令和3年4月現在)

 

浅科小学校4年生の皆さんからは、水源への道中…

「遠いなあ~」

「五郎兵衛さんは、この距離だけ水を引いてきたんだなあ!」

と声が聞こえ、体感的に学んでいる様子でした。
教科書を読む以上に、深い学びの機会になったのではないでしょうか。

 

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