2013.09.18 [ わたしたちの仕事 ]
佐久の星空は商品価値あり!
こんにちは 商工観光課のハイドです
9月14日、JAXAの新型ロケット「イプシロン」の打ち上げが成功しましたね
宇宙の話題が出たところで、佐久地域の星空に関係する観光の取組についてご紹介します
佐久広域連合では、軽井沢を訪れる観光客に周遊プランを提供し、軽井沢での滞在時間を増やすとともに、他の佐久地域への周遊を促進するための試験的なものとして、軽井沢の別荘所有者を対象とするモニターツアーを実施しました
この取組は、佐久広域連合が昨年実施した調査で、軽井沢の観光客(年間780万人)のうち軽井沢以外の観光地に周遊する人は1割未満という結果を踏まえ、周遊促進策を検証するための事業として実施したものです
今回のツアーのテーマは「満天の星とプラネタリウム 星座の魅力を発見する旅」です
予定催行人員は40名でしたが、星空に興味をお持ちの方が多いらしく、申込が予定をはるかにオーバーしたため、バスを2台に増やし60名としました(残念ながら台風接近による直前キャンセルのため当日参加は40名余)
朝8時に軽井沢駅を出発
しなの鉄道で御代田駅まで向かいます
短い区間をなぜ?それは、日頃、別荘所有者が乗る機会のないローカル線の旅の雰囲気を味わっていただくためです
御代田駅からは観光バスで移動します
最初に佐久市子ども未来館を見学しました
ここでは、県内トップクラスの性能を誇るプラネタリウムでこの地域で実際に見られる星空が再現できます
次に岩村田駅から再びローカル線の旅を体験するため、小海線で八千穂駅まで向かいました
ご存知のとおり、小海線には日本初のハイブリッド列車が走っていて、このシステムを通常営業で使う列車は全国で小海線、大糸線のほかは、秋田県と青森県だけです
この日はツアーのために1両増やしていただき、3両編成で走りました
次の見学場所、佐久穂町の黒澤酒造さんには酒の資料館やギャラリーがあります
酒の試飲コーナーでは蔵元でしか飲めない貴重な地酒のほか、お子様やお酒を飲めない方のために甘酒も用意されていました
昼食の後は、このブログでもたびたび登場している日本一大きなパラボラアンテナがある臼田宇宙空間観測所の見学です
皆さんが「大きいね~!」と感激した様子で記念写真を撮っていました
残念ながら土曜日は研究所がお休みのため、パラボラアンテナは上を向いて静止したままでしたが、「動いているところが見たいね。今度は平日に来よう。」と言っている方もいました
続いて、公開天体観測施設うすだスタードームに行き、口径60cm、長さ約3mの反射式望遠鏡などを見学しました
晴れていれば、この時期に見頃の土星や金星を観察する予定でしたが、残念ながら空は曇り
でも、スタードームの名物学芸員 坪根博士の面白解説で会場を沸かせ、博士は「もし晴れていればすばらしい天体が見られます。次に来たときを楽しみにしてください。」と強調していました
最後に予定ではツアーのメインとなるはずの星空観賞会ですが、全体が晴れることなく中止に
でも大丈夫、坪根博士の名解説による星空スライドショーに会場は大盛り上がりで、皆さん満足された様子でした
晴れていればこんな素晴らしい星空が見られます。うーん残念!!
次のツアーが待ち遠しい感じで、皆さんはバスに乗り帰路へと向かいました
今回は天候に恵まれませんでしたが、佐久地域は晴天率が高く星空観望に最適の場所であることは間違いありません
佐久広域連合と佐久地方事務所では、このツアーの内容を検証し、旅行商品化へとつなげていく予定です
星空写真提供:うすだスタードーム (スタードームから撮影した夏の天の川)
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