「寒い」のは佐久地域の環境の特色と言ってもいいのですが、とかくそれはマイナスに取られがち。
でも、同じ寒い環境でできることなら、この村でだってできる!という発想で、栽培に挑戦していることが素晴らしいです。
余談ですが、信州に山登りに行かれるみなさんへ。山の気温を知りたければ、天気予報で北海道の気温に注目です。参考になりますよ。
さて、収穫体験ですが、時期が時期だけにすでにほとんど収穫されていたのですが、このイベントのためにとっておいていただいた小さな畑の中の枯れた亜麻を引き抜きます。
参加されたのは東京と千葉から来られたご家族に村の子どもたち。見事に収穫されて、この笑顔です!
収穫した後はタネを取り出します。
そして、わたしも初めて使うところを見た、先人の知恵「唐箕(とうみ)」。風力を利用して、タネと殻を選別していきます。
タネが小さいので、何度も何度も繰り返します。とても手間がかかりますが、電気を使わずに、道具だけで選別されていく作業が新鮮でした。
>>>まずは実を茎から取り除きます。そして、ふるいの上で実を押しもむと小さいタネがバケツに集まります。
>>>唐箕(とうみ)を使って、タネと殻を選別します。ぐるぐる回すと風が起きて、殻より重いタネが手前に落ちてくる仕組みです。
さあ、作業を終えたら、厨房に行って、亜麻のタネを使ったスコーンづくりです。
子どもたちもバターを切ったり、粉を混ぜたり、大忙し。
その間に、大人たちは亜麻の繊維を取り出します。この繊維がリネンになるわけです。
でも、これがなかなか難しい。夢中になってしまいます。
>>>おじさんたちが黙々と作業中。
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