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黄葉の布引観音釈尊寺&氷風穴で、小諸市の歴史を体感!

同じく岩屋の中、こちらが重要文化財の「宮殿」。鎌倉時代(1258年)建立であり、和風建築のひな型ともいうべき重要な建物だとか。

布引観音は、武田信玄が攻めてきた際に兵火にかかっていますが、「宮殿」は岩屋の中に祀られていたことで、戦火を免れました。現在ある伽藍の多くは、江戸時代に小諸城主 牧野康明によって再建されたものです。

観音堂から下を見下ろします。木造である観音堂は、板の隙間からも下が見え、コワイです。

小諸市街方面。観音堂が垂直の崖に建っていることがよくわかるアングルです。

続いて、布引観音から車で5分ほどのところにある「氷風穴(こおりふうけつ)」にも行ってみました!

「風穴」とは、地下の岩の隙間で冷やされた空気が噴き出す場所であり、夏でも冷蔵庫のようにひんやりと、2~5℃ほどの低温が保たれます。

氷風穴では、約300年前の江戸時代から天然氷の貯蔵が行われ、明治時代には、蚕種(蚕の卵)を貯蔵し孵化のタイミング調整に使われました。

氷風穴には現在4つの風穴が残っています。うち一つは、現在でも漬物や酒などの冷蔵に使われています(個人所有のため見学不可)。

5号風穴は、見学者も中に入って風穴の中を体感することができます。

入った瞬間ひんやりとした風を感じます。壁1枚隔てるだけで、気温が4度くらい下がりました。

秋に来るには寒いくらいです。夏場がおすすめ!

風穴の体感小屋!ほぼ真っ暗だったため写真はありませんが、中は普通に寒いです。天然の仕組みを利用するだけでこんなに冷えるのかと驚きます。

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