「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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天空に一番近い観光列車「HIGH RAIL 1375」

記録的な猛暑が連日続いていますが、そんな時、標高1300mを超える高原列車の旅はいかでしょうか?
ということで、JR小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」(ハイレール イチサンナナゴ)をご紹介します。

JR小海線はJR線最高地点(標高1375m)を走る路線です。「HIGH RAIL 1375」は標高の高さを示す「HIGH」、線路の「RAIL」、JR最高地点「1375」を組み合わせて名付けられました。昨年7月から運行を開始し、今年の8月は火曜日、水曜日を除き1日3便運行しています。

  • HIGH RAIL 1号 小淵沢駅(10:30発) → 小諸駅(12:31着)
  • HIGH RAIL 2号 小諸駅(14:22発)  → 小淵沢駅(16:54着)
  • HIGH RAIL 星空 小淵沢駅(18:12発) → 小諸駅(21:41着)

※運行日時等詳細はJR東日本ホームページでご確認ください。
https://www.jreast.co.jp/nagano/highrail/

 

今回、私たちはJR小淵沢駅18:12発の「HIGH RAIL 1375 星空」に乗車しました。
始発駅の小淵沢駅は、昨年リニューアルされ、木をふんだんに使ったモダンな雰囲気の駅舎です。

出発ホームに向かうと、メタリックな質感にブルーが際立つ車両が私たちを待っており、期待も膨らみます。

アテンドの方に案内されて車内へ。

2両編成50席と、通常車両に比べ、ゆったりしています。窓に面したにシングルシート・ペアシートをはじめ、ボックス席なども用意されており、一人旅からカップル、家族など様々な方に楽しんでいただけると思います。
所々に星をイメージした飾り付けもあり、星空とマッチした内装も旅心をくすぐります。

今回、私たちはボックス席に乗り込み、小淵沢駅をいざ出発。

出発するとすぐに特製弁当が運ばれてきました。信州サーモンの手まり寿司、野沢菜むすびなど様々な具材が入っており、味、量ともに大満足です。(※特製弁当は事前予約が必要)

 

18:58 野辺山駅に到着。

野辺山高原は「日本三選星名所」にも選ばれるなど、きれいな星空の名所として有名です。しかし、この時期の日没は19時30分過ぎのため、暗くなるまでの間、近くの体育館まで移動し、星空案内人からプロジェクターによる説明を受けました。

今回の星空案内人は、国立天文台野辺山宇宙電波観測所で25年以上勤務された経歴の持ち主で、星空の魅力を専門的視点で分かりやすく説明していただきました。

体育館での説明を終えて外へ出ると、周囲は薄暗くなっていました。西の地平線近くにはひときわ明るい金星、最接近間近の火星も輝いており、天空にも星が輝きはじめていました。

八ヶ岳も夕日に染まり、その稜線までハッキリ確認できました。

近くの公園へ移動するころには、日も沈み、すっかり暗くなりました。

野辺山高原は標高1350m。空気も澄んでおり、周囲を山に囲まれ市街地からの余分な光もないことから、平地に比べ星空がきれいです。

星空案内人から、夏の大三角形をはじめとする夏の星空について、楽しく解説していただきました。

約1時間の星空鑑賞を終え、野辺山駅を出発。

車内の物販カウンターでは、車内限定の記念グッズ、地ビール、ワインなどアルコールも販売しています。

また、列車内の「ギャラリー HIGH RAIL」には、天文関係の書籍も置いてあり、自由に閲覧できます。

私たちは、星空鑑賞の余韻に浸りつつ、アルコールを飲みながら、列車の旅を満喫しました。

 

21:12中込駅に到着。

中込駅では、思いがけない「おもてなし」を受けました。

今回は7月下旬の乗車でしたが、8月中旬以降は日没時刻も早くなり、さらに好条件で星空観賞を楽しむことができます。

 

なお、HIGH RAIL 1375は昼の時間帯も走っています。

昼の列車では、日本一の千曲川の源流、八ケ岳の麓に広がるレタス畑、どこまでも続く水田と青空など、変化にとんだ雄大な景色が楽しめます。

皆さまもぜひHIGH RAIL 1375の旅をお楽しみください。

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