最近のランドセルは、カラフルで機能も充実した商品が多いですね。
子どものランドセルを選ぶ時、丈夫・飽きのこない色・デザインを重視したい気持ちはあるものの最終的には価格で断念したのを覚えています。
今回は、工房系ランドセルメーカーの老舗、(株)土屋鞄製造所軽井澤工房で「2025年度向けランドセル発表会&工場見学会」が開催される情報があり参加しました。(2024年度向けのランドセルは既に予約も終了)
(株)土屋鞄製造所 ランドセル事業推進本部 小川裕一朗 様より
2025年度入学用ラインアップが発表され、子どもへの負担を考慮し、より大容量・軽量な製品が開発されたこと、素材によっても重量は異なるが、最大で1,490g デザインの中には前年モデルより70g軽くすることに成功したこと、また、カラーバリエーションの多様化として「女の子は赤、男の子は黒」という固定概念がなくなり、”好みの多様化”と”多色化”が進むランドセル市場において、豊富な種類、多彩な色のラインアップされたことも紹介されました。
ランドセル選び(ラン活)の早期化も年々早くなり、昨年はGWと夏休みまでの購入がピーク。この背景に「多様化する選択肢の中から、納得の一つを選びたい」いう意識も伺えるようです。
性別にとらわれない色味と型にこだわり好評の”ジェンダーレス・ランドセル”が揃い、人気ブランド「ミナ ペルホネン」コラボモデルの軽量化した新デザイン。ランドセル背胴裏の絵柄を使ったハンカチやレッスンバッグが紹介され親子で共用できる商品になっているそうです。
実際にランドセルの重さを体験!体にフィットする感じ、革だけど重量感が感じられませんでした。
ランドセル事業推進本部の千原さんは「通勤にランドセルを使用しているけど、耐久性がありとても使い心地が良いですよ。」とおっしゃっていました。
土屋鞄ランドセルの特徴は 丈夫さと永く愛せるシンプルなデザイン 150以上のパーツを300を超える工程を経て
職人が一つひとつ手作りされているそうです。
工房です。
ワンフロアに工程ごと白いラインで仕切られ全体の様子が見える状態になっています。
前胴づくり 前側の部分と、土台となるマチの部分を組み立て。ここがゆがんでしまうとランドセル全体の出来が左右されるのでしっかりと縫い合わせています。
背胴づくり 背中にあたる部分です。柔らかい牛革で覆うことで通気性やフィット感を与えて長時間背負っても疲れない工夫がされています。
まとめ ここでは、最終の工程で、ランドセルの底の部分(角)をひだを寄せてまるで花びらのように包みます。このひと手間でミシンがかけやすくなり、強度がぐっと増すそうです。
修理 修理の依頼は、補正、傷がついた部分を修正、破損の状態が大きいものは その部分全体を交換することもあるそうです。見積もり段階で修復可能かの判断もされ、修理内容によって価格も異なるそうです。
ほつれた部分の補正は、すでに針孔の場所がきまっており、縫い幅の間隔も異なるため一針一針 ミシンのハンドルを回す強さを調整しながら縫いあげていくので慎重な作業です。
この土屋鞄製造所軽井澤工房には店舗が併設されており、ランドセルだけでなく、大人向けの革カバンや財布、ポーチ、カードケース等の小物販売もしていました。見てるとほしくなります。
👆上記の製品はランドセルの残革を活用した製品です。
(株)土屋鞄製造所 軽井澤工房
住 所 :長野県北佐久郡軽井沢町発地200
電 話:0267-44-6081
営業時間:10:00~18:00
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佐久地域振興局総務管理課
電 話:0267-63-3131
FAX:0267-63-3105
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