37歳の時に鹿児島県で働いていたのですが、働いている先の社長に許可をもらった上で、創業するにはどうしたら良いかを中小企業整備基盤機構に問い合わせをしました。そうしたところ「(財)かごしま産業支援センター」を紹介してくださり、そこで1年半のうちに5~6回程度、事業計画等のアドバイスをいただきました。そのため、こちらに戻ってくるまでには事業計画等の創業に必要なものはほぼ揃っていました。
―創業前に困ったことを教えてください。
長野県での職歴が全くなく、人脈、食材、土地柄等を全く把握せずに帰ってきたため、物件や食材探しという点で苦労しました。電気屋さん、ガス屋さん等のツテをたどって探していきました。
―創業して良かったことを教えてください。
人との出会いです。雇われて仕事をしている時より、人との出会いが多くなりました。人として恵まれると経験や心が豊かになるため、そこが一番良かったです。
―創業前と後でのギャップがあれば教えてください。
雇われている時は部分的な仕事をすれば良かったのですが、創業すると料理だけでなく、空調、音楽、広報等のやるべき仕事が多岐にわたるということを改めて感じました。
―料理人の世界は厳しいとお聞きしますが、あきらめず続けられた秘訣を教えてください。
負けず嫌いな性格と与えられた仕事をきちっとやり遂げたいという責任感が強かったことです。誰よりも早く行って、誰よりも遅く帰るのは苦ではありませんでした。むしろ、いろいろな仕事が覚えられていくことは自分の将来につながるため、楽しい気持ちが勝りました。確かに辛いことが多いかもしれませんが、辛いということを自分のためと置き換えると辛くなくなると思います。
―イタリアでも修業をされたとのことですが、仕事をしながら勉強を続けられる秘訣を教えてください。
実際にイタリアで修業をされた先輩に「行きたいという漠然とした想いではなく、いつまでに行くという区切りをつけないとダメだ」とアドバイスをいただきました。そこで何歳までにイタリアに行くと目標を立て、NHKのイタリア語講座を見て勉強しました。
―語学の上達のコツはありますか。
イタリア語の勉強では、イエスかノーで帰ってくる聞き方を中心に覚えました。日常生活の表現は多種多様なため、一つの質問にいろいろな返し方があります。そのため、相手がイエスかノーで答える聞き方を意識して勉強しました。
―今後の目標を教えてください。
まずは5年目を迎えることです。5年目を迎えたところでその後の5年について計画を立て、10年目を迎えたら一つの区切りをつけてそこで何かをしたいと思っています。
―本日はありがとうございました。
店 舗 情 報 | |
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店 名 | Al Sorriso(アル ソリーソ) |
住 所 | 〒385-0029 長野県佐久市佐久平駅南7−5 |
電 話 番 号 | 0267-88-7570 |
F A X 番 号 | 0267-88-7574 |
営 業 時 間 | 11:30~14:00(ランチ) 18:00~22:00(ディナー) |
定 休 日 | 火曜日 |
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