皆さん、こんにちは。林務課のBSです。今回は、信州の木を使った施設整備などに対する補助事業についてご紹介します。
県ではこのほど、信州の木(県産材:長野県内で生産された木材)を活用した施設の木質化や、調度品、おもちゃの設置などに対する補助事業の募集を始めました。
これらの事業は、
『木づかい空間整備事業』(募集期間:5月11日(金)~6月30日(火))
と
『「子どもの居場所」木質空間整備事業』(同:5月11日(金)~6月10日(水))
の2事業で、いずれも県の森林づくり県民税(森林税)を財源としています。
まず、木づかい空間整備事業は、今年の新規事業で、既存の店舗や事業所などの民間施設等のリノベーション(改修等)に信州の木を使ったり、施工に合わせて机や椅子などの調度品を設置した場合に、その経費の一部を補助するものです。
一方、「子どもの居場所」木質空間整備事業は、今年で3年目で、保育園や幼稚園、また児童センターなど、不特定多数の子どもたちが利用する施設の木造・木質化や、調度品、おもちゃを設置する経費の一部を補助するものです。
木に包まれた空間は、木のもつ香りや木目の美しさなど、室内にいる人に安らぎや落ち着きを与えてくれることが科学的にも証明されています。これは、実際にその空間に長時間滞在して初めて体感できることで、ちょっとした森林浴気分を味わうことができるかもしれません。
また、木の机、椅子などの調度品やおもちゃは、その他の素材と比べ、やや高価かもしれませんが、自然の木はプラスティックなどのおもちゃと比べて柔らかで、子どもたちにも優しく、子どもたちの豊かな情操を育むには効果がある、との声も寄せられています。
【「子どもの居場所」木質空間整備事業で木質化した施設と木のおもちゃなど】
【「子どもの居場所」木質空間整備事業で設置した調度品でくつろぐ子どもたち】
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