2023.10.04 [ 長野地域の【農業】長野地域の【暮らし】長野地域振興局 ]
長野県庁インターンシップレポート【総合土木:第2弾】
農地整備課インターンシップレポート第2弾~農地と農村の暮らしを守る排水路と排水機場~
こんにちは、農地整備課komaです。
先日に引き続き、インターンシップの実習生が作成してくれたレポート第2弾を報告します。
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こんにちは。
インターンシップ生のS.Sです。
私は県内出身で、今回のインターンシップで訪れた施設が実は身近な場所にあったなど、充実した実習ができています。
今回は、インターンシップで訪れた施設の中でも、長野市にはなくてはならない北長池の排水路と柳原排水機場について紹介します。
【北長池地区の排水路】
初めに、エムウェーブの近くにある北長池地区の排水路改修工事の現場を確認してきました。
排水路とは、私たちの地域が水没しないように水を河川まで流すための水路で、今回の工事では、もっと水を流すことができるよう水路を広くしているそうです。そのお話の中で印象的だったのが、工事で扱う素材や部材の大きさの割に工事の精度が誤差ミリ単位で行われているということです。
これは、矢板という土砂崩れを防ぐために水路の側面に配置する部材なのですが、長さがなんと7m!
写真では4~5m埋まっているのでわかりにくいですが、このような大きな部材をミリ単位の精度で工事しているなんて本当に日本の土木技術には感動です。このように正確な工事があるからこそ、日本の建物は評価されているのですね。
ここは、排水路を流れてきた水が最終的に行き着く場所で、排水機場といいます。
大雨の際は、千曲川の水位が上がり、水が自然に流れないため、ここで排水ポンプにより強制的に川へ排水します。
これが排水ポンプのエンジンです。
柳原排水機場では、ガスタービンエンジン3台、モーター式1台の合計4台の排水ポンプがあり、なんと1秒間に30トンの水を川に流すそうです。
これは、18秒で25mプール1杯分が空っぽになる量です。
すごい量ですね!こうして私たちが住む長野市は、水害から守られているそうです。
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