2025.06.16 [ 長野地域の【林業】 ]
新しい技術で山をつくって次の世代に残そう!
日々、技術が進歩しますね!!
林業でも新しい技術を取り入れて、山づくりをしています。林務課のTです。
66年前に植林し大きく育った坂城町の町有林。
伐採した跡地に苗木を植える植林研修会があり、新しい技術を用いて山づくりをしてきたので、その様子をお伝えします。
66年前は(おそらく)写真手前の唐ぐわを使って植林しました。
今回は朱色の「ディブル」という道具を使って、苗を植えていきます。
唐ぐわだと何回も土を掘り起こしていかないといけませんが、ディブルなら足で踏み、引き抜くだけでコンテナ苗用の穴をつくることができます
簡単
早い
便利
そこにコンテナ苗を植えていきます。
コンテナ苗は土のついた状態で植えるので、乾燥に強く、山への根付きがよいです

コンテナ苗(カラマツ)
一方、こちらは昔ながらの裸苗(別名:ふるい苗)。
66年前植えたのも(おそらく)こちら

裸苗(ひのき)
研修では、良い苗木の見分け方、苗木の植栽時期、植栽方法などを学んだあと、実際に植林を行いました。
1人100本ぐらい植えたでしょうか?ディブルのおかげで半分の時間ですみました
今回植えたカラマツも50年60年後には立派に成長して、その頃にはまた新しい技術が生まれて、次の世代が新しい山づくりを担っていく…
そんな息の長い林業のお話でした
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