2012.02.15 [ 下伊那/治山レポ ]
いよいよ竣工検査
<下伊那の治山現場レポート>
さてさて、竣工検査です。
・・・・・・・・・・・
先日の記事>https://blog.nagano-ken.jp/mori/shimoina_conservation/503.html
あれって、12月半ばのモノです。
ええ、その頃から先日まで、発注から計画、現場監督等々
なかなか原稿にすることができませんでした。
竣工検査という事は
現場が終わっています。
すべて片付いています。
という事は
現場まで歩きです・・・・・・・
道なき道を、水平300m、垂直100mばかり歩きます。
慣れた方で1時間、普通なら1時間半、機材担いでだと2時間と大量のカロリーが必須です
道程も岸を右に左に崖をよけたりよじ登ったり
迂回するのも一苦労です。
検査の機材は、水準器(レベル)、(コンクリート反発強度試験機)シュミットハンマー、光波測量機、メジャー、ポール等々、結構な量になります。
まぁ、時期が時期なんで、地面凍るし、川も凍るし(滑るし)
危ないので、現場まで安全に行けるうちに現場だけ検査してもらいました。
(モノレールとケーブルクレーンの撤去前)
所謂「事前確認」です。
んで、今日の記事は12月下旬です。
先日にも増して寒かったです・・・・・・
天気もよく、放射冷却の余韻冷めやらぬ午前中に実施しました。
これは橋梁の検査でも足場が無いと行けない場所の検査を実施するときにも行われる、竣工検査のうちの現場で確認する内容を事前に見てもらうモノです。
検査の状況です
さて、現場ですが
土に含まれている水分が凍るため
コンクリートの上だろうが土の上だろうが
「硬い」
です。
足に伝わる感触は表面の凸凹が違うだけで
衝撃は同じです。
流石に氷点下
夏に爽やかだった谷を渡る風は
身を切る谷風
に変身しました。
氷点下の風って
寒いとか冷たい、というより、痛いですw
ってな感じで、中々「はーど」な現場です。
んで、竣工検査ですが
先日、うららかな日が窓からさす、暖かい会議室で実施しました。
無事に合格いたしました。
検査員の方からは、コンクリートの品質について高い評価をいただきました。
災害は発生しないに越したことはありませんが、万が一の時にはこの堰堤が効果をキチンと発揮して土石流等の軽減に寄与してもらえればと願うばかりです。
また何かの折にこの堰堤を見ることがあったら
その後について紹介したいと思います。
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下伊那地方事務所林務課治山第二係
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メール:shimochi-rimmu@pref.nagano.lg.jp
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