2014.07.18 [ 木材の活用/PR ]
軽井沢の爽快感が横浜で味わえるレストラン
横浜市の北部、小高い山手にある横浜市青葉区あざみ野。ここに佐久平産のカラマツをふんだんに使用したレストランがあると聞き、東京出張の合間を縫って、訪問させて頂いた。
山手線沿線での仕事を終え、渋谷から東急田園都市線に乗り、東京と横浜のベッドタウンであるあざみ野へ。賑やかな駅前とはいえ街路樹に囲まれた高級感も感じられる。
駅からバスに揺られて向かった先は、「あざみ野ガーデン」。
駐車場の周りに個性的な店舗が並ぶ様は、最近流行の郊外型ショッピングモール。県内でもよく見る店舗が並ぶ先に見えてきたのが、よくある郊外型の店舗とは一線を画す、まるで木材市場のような個性的なお店。
ここがまさに今回の目的地である「100本のスプーン あざみ野ガーデンズ店」。
外壁すべてをカラマツ材で埋め尽くした風景はまさに圧巻。木の香りが遠くから漂ってくるほどの迫力を感じる。
店内に入ると、カラマツ材のショーケースからカウンター、さらには混雑時に腰をかけられる長いすまでカラマツで統一されこだわり満載。
屋外のテラス席を含めれば150名がゆったり座れるという店内も、高い天井とカラマツの壁板、テーブルや椅子までが木製とあって、とても落ち着ける空間。
机は宮崎県産のスギ、椅子は北海道産のナラとのことだが、これだけ木に包まれた空間に腰を落ち着けると、時間を忘れてしまうそうで、お店で働いておられる従業員の方からも「あざみ野らしくない」「まるで軽井沢に来たようだ」「落ち着いて楽しめます」と、私たちと同じように横浜の皆様にも高く評価されているとのこと。
100本のスプーンを経営する株式会社スマイルズは、関東近郊で美味しいスープを提供することで知られる「Soup Stock Tokyo」が展開するレストランチェーン。
提供されるスープが映えるようにと、白と黒のモノトーンをコーポレイトカラーに指定し、従業員の制服も白と黒で統一されているが、アクセントとして木材の自然な色を入れることで暖かみが増している。
スマイルズのホームページを見ると、長野県産のカラマツで作られた店舗だけでなく、三重県産のヒノキで作った店舗や、宮崎県諸塚村産のクヌギを使った店舗など、店舗によって木材で個性を発揮しており、宮崎県諸塚村の子どもたちは、東京へ修学旅行に来ると、諸塚産のクヌギを使った四谷の店舗を訪れて、そこで食事をしていくとのこと。
確かに、子どもたちにふるさとで生まれ育った樹木が、きれいに活用されている姿を見てもらうのは、都会に来たことにより、ふるさとの良さを改めて知る良い機会になるのかも知れない。
横浜の皆さんにも「軽井沢のような爽やかなイメージを与える空間」として認識されている佐久生まれの「信州カラマツ」に包まれたレストラン。
横浜市の北部まで足を運ぶ機会があれば、是非一度、体験してみてはいかがでしょうか?
〈本件に関するお問い合わせ先〉
信州の木活用課経営普及係
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