2024.11.20 [ 松本農業農村支援センター ]
花と触れ合う「フラワーアレンジメント体験授業」「出前授業」を実施しました♪
11月14日(木)に、松本市立梓川小学校でフラワーアレンジメント体験授業と出前授業を実施しました。
この授業は「花のある暮らし」の定着のため、県内の小学生を対象に、地域で生産されている花を知ってもらったり、花と触れ合う楽しさを学んでもらったりする花育実践モデル教室として実施されています(主催:長野県花きイノベーション推進協議会)。
全県から公募があり、今年度松本管内では、松本市立梓川小学校 6年1組の児童の皆さんが選ばれました。
まずは出前授業として、JAあづみ管内でカーネーション、トルコギキョウ、オーニソガラムなどの花を生産されている花き生産農家の方から、お話を伺いました。
なかなか直接話を聞く機会のない、花き生産農家の方のお話に児童も興味津々。最初は緊張気味な様子でしたが、生産者さんの楽しい話し方もあり、質問タイムには手を挙げる生徒も見られました。
続いてフラワーアレンジメント体験授業に移ります。
フラワーアレンジメント体験授業で講師を務めていただいたのは安曇野市堀金の花屋フルールあずさ様です。
講義の前に、講師の先生から花材の紹介と注意点の説明がありました。
説明と同時に、先生はアレンジメントを実演。
今回使用するのはエキナセア、アルストロメリア、スプレー菊、ユーカリ、ブルーアイス。
エキナセアは松本市産、ブルーアイスは塩尻市産で、その他の花材もすべてこのあたりの地域で生産されたものです。
先生からは、茎を斜めに切る、差し換えをあまりしないようにといった花を長く楽しむためのアレンジメントの際のコツや、今は蕾の状態でも今後花は開くので大切に扱ってほしいといった説明がありました。
そして、一番大切なことは「みんなが自由に楽しむこと」!
配られた花は、同じ品種でも一本一本形が違います。それをどのようなデザインにするかに正解はないのです。
いよいよ生徒たちもアレンジメントのスタートです。
ユーカリやブルーアイスなどの葉物類を細かく切り、オアシス(フラワーアレンジメントなどに使用する吸水性スポンジ)に挿すことでボリュームを出していきます。
「できるだけオアシスを隠すようにすると見栄えが良い」という先生のアドバイスのもと、器を回転させながら、全体に葉を挿していく子供たち。
大胆に作業を進めていく子もいてびっくりしてしまいます。
ユーカリやブルーアイスの次は花を挿していきます。
今回のメインの花は2本のエキナセア。スプレー菊やアルストロメリアが桃色なので、赤色のエキナセアはパッと目を引きます。
最初にエキナセアを挿す子、先にスプレー菊やアルストロメリアで周りを埋めていく子、思い思いに作業を進めていきます。
始めてすぐの頃は迷いながら進めている子も見られましたが、お花を挿していくことで完成に近づいていると目に見えて実感できるのか、後半にはとても楽しそうに手を進めていたのが印象的でした。
アレンジメントも終盤に差し掛かってきました。全体的に茎を短く切ってコンパクトにまとめる子、長さを活かしてダイナミックなものにする子、茎を切る長さで高低差を作ってみる子、使っている花材は同じなのに、それぞれの個性があらわれたアレンジメントには一つとして同じものはありません。
そして、作品完成!
自分で作り上げたフラワーアレンジメントを前に満足そうな様子の子供たちに、思わずこちらまで笑顔になってしまいます。
最後にアレンジメントを持って皆で記念撮影をしました☆
本日のアレンジメントは1週間ほど学校に飾り、その後はおうちに持ち帰る予定です。
アレンジメントでなくても、家に花があるとそれだけで生活に彩りが加わり、部屋がぱぁっと明るくなるような気がします。
これからの冬の時期にはクリスマスやお正月、バレンタインデーなどのイベントもあります。
自宅に花を飾ってみたり、大切な人に花をプレゼントしたり、皆さまも日常に花を取り入れてみてくださいね!
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