2020.07.06 [ 林務課 ]
里山での活動を知る。前編 その①
こんにちは。
安曇野市担当AGです。
先月開校した「さとぷろ。学校」第2講が開催されましたので、その様子をお届けします。
第2講のテーマは、「里山での活動を知る。前編」です。
まず始めに訪れたのは、安曇野市穂高にある「県営烏川渓谷緑地(森林エリア)」です。
こちらの詳しい内容については、HPからご確認下さい。
URL: https://karasugawa.com/(外部サイト)
烏川渓谷緑地森林エリアは歩道も整備されており、森林内を散策できます
緑の多いこの季節は森林内を歩くだけで癒されます
ここで活動しているのが、烏川渓谷緑地森林保全チームです。
2008年に結成された森林ボランティア団体で、現在は15名のメンバーで構成されています。
長野県林業士(詳細はこちら:https://blog.nagano-ken.jp/mori/ringyosogo/8220.html)が4名在籍しており、林業の技術は非常に高いです。
別に仕事をしているメンバーも多いため、普段は土・日・祝日に活動していますが、今回は特別に活動している様子を見せていただきました。
コナラなどの広葉樹が大きく育つようにアカマツを伐り倒します
一本はしごを使って木にワイヤーを掛けます
チルホールという器具を使ってワイヤーを引っ張ります
(倒れる方向へ木の重心をずらします)
チェーンソーで受け口を作り、周りの安全に注意して追い口を入れて木を倒します
安全に木を倒すことができました。さて、この木は何mでしょうか?
計測したところ、24.8mでした。
このアカマツからは4mの木材は3本取ることができました。
4mに切った木材は、ロープウインチという機械を使って、車に乗せるところまで引っ張ります。
木を切り倒して、4mに切って、運び出す。
森林整備のためとはいえ、長い年月をかけて大きくなった木を使わないともったいない!
しかしその値段は・・・木材1本あたりおおよそ1,000円だそうです。
(今の時期は特にアカマツは安いです。加えて新型コロナウイルスの影響により木材価格全体が下がってきています。)
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