2016.11.17 [ 農地整備課 ]
~明科のエジソン 地すべり防止施設の管理器具を開発・実演~
みなさん今日は。農地整備課のGです。
今日は、11月10日に行われた松本耕地地すべり対策協議会の現地研修会について報告します。
松本耕地地すべり対策協議会(会長:藤澤生坂村長)は、
安曇野市明科中川手の中村今朝盛さんが開発した、地すべり防止施設の水抜ボーリング孔を
清掃する器具の実演研修会を11月10日に実施しました。
研修会場は、安曇野市明科の地すべり指定地「塔の原地区」にある、
地下水を抜くための横孔ボーリングが設置されている箇所です。
研修会に先立ち、松本耕地地すべり対策協議会長の藤澤生坂村長さんがあいさつ。
今年7月の総会時に、中村さんの取組事例をスライドで発表後、
会員からぜひ実物を見たいとの声があがり、本日の研修会が開催された経緯を紹介。
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自ら開発した器具の説明をする中村今朝盛さん。
中村さんは塔の原地区の地すべり巡視員を勤められながら、施設の補修や清掃器具の工夫を多数行いました。
手にしている器具は、水抜ボーリングパイプの中に侵入した木の根っこを切断し、
パイプの詰まりを取除くための「根っこカッター」です。
中村さんが開発したボーリング孔内を清掃する器具の数々。何度も改良を重ね、
パイプ内に伸びた木根を切断する器具や、高圧でパイプ内を洗浄できるノズル等を自ら製作しました。
いよいよ実演開始。水抜ボーリングパイプの中に「根っこカッター」を挿入します。
「根っこカッター」が根っこに到達すると、挿入補助器具を取り付け3人でドスンドスンと押し込みます。
この作業に力がいります。
引き抜いた「根っこカッター」が、切断・捕捉した木の根っこです。
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