2023.02.03 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「そうだ、京都 行って重いものを持とう。」
こんにちは!計量女子です。
計量女子の数少ないアウトドア系趣味のひとつに「ひとり旅」というのがあります。
先日、ひとり旅女子に大人気の京都を訪ねてきましたので、何箇所かご紹介します。
そして、計量女子は知らなかった(というか、修学旅行で見ているはずなのにすっかり忘れていた)のですが、清水寺本堂の入口にこのようなものがあるのを皆さんご存じでしょうか。
この鉄下駄と錫杖は、牛若丸(後の源義経)のお供として有名なあの弁慶が使ったものという言い伝えがあるようですが、詳しいことは不明です。
鉄下駄は片方だけで重さ約12㎏、小錫杖は長さ約1.7mで重さが約17㎏、そして真ん中にそびえたつ大錫杖は長さ約2.6m、そして重さはなんと約96㎏あるそうです。
説明してくれたガイドさんに「男性は大錫杖を、女性は小錫杖を持ち上げることができたら、ご利益があるそうですよ。」と言われたので、計量女子は
「仕事で20㎏分銅持ってるんだから、17㎏なんて楽勝楽勝(•ω•´)」
…と思ったのですが、これが大きな間違いでした。
計量検定所が特定計量器定期検査(はかりの定期検査)で使用する20㎏分銅は、写真のとおりころんとした形状をしているので(枕に似ているので「枕型分銅」と呼ばれます)、非力な計量女子でもどうにか両手で持ち上げることができますが、小錫杖は枕型分銅に比べて長さが半端ないため、重心のバランスが分銅と違っていてなかなか持ち上げることができませんでした。
この20㎏分銅は、ひょう量(はかりが精度を保って計量することのできる最大の重さ)が150㎏や200㎏といった、大きなはかりの検査に必須の分銅です。
職場や学校での定期健康診断や身体測定で使う体重計の検査に活躍する分銅なので、皆さんも職場や学校で体重計に乗った時は、20㎏分銅のことを思い出してください。
(おまけ)
京都府のゆるキャラは、京都府広報監の「まゆまろ」です。
(広報監なので計量女子よりかなり偉い)
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