2021.08.23 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「はかりの定期検査で県内を巡回しています」
こんにちは!計量女子です。
計量検定所では、5月から10月にかけて「はかりの定期検査」で県内の各市町村を巡回しています。
(令和3年度は、北は下水内郡栄村から南は飯田市までの42市町村で実施します。)
事前研修の様子は以前もお伝えしましたが、今回は実際に検査している現場をご紹介します。
計量女子が訪れたのは、安曇野市役所穂高支所。
この日の穂高の最高気温は32.9℃(午後1時50分)、夏らしい気候となりました。
建物の軒先をお借りして、検査の準備をしているところです。
「#しあわせ信州」「#イマソラ」「#安曇野」「#夏の思い出」といったハッシュタグをつけてInstagramに投稿したくなるような、The 夏といった光景です。
(ちなみに「#はかりの定期検査」でInstagramを検索したら、4件の投稿がありました。さすがInstagram、なんでもありですね。)
検査に使う分銅を並べ終わったところです。
大小合わせて137個の分銅は、4月のうちにすべて精度確認を済ませてあります。
準備が終わって一息つく間もなく、はかりが次から次へと運ばれて来ました。
ひょう量(精度を保って量ることができる最大の質量)まで分銅を載せて、器差(はかりの誤差)が使用公差(誤差の許容範囲)内であるかを検査しています。
載せ台を四等分したそれぞれの区画にひょう量の1/4の分銅を載せて、偏地(へんち)の器差を検査しています。
精度が高いはかりは、少しの風にあたっただけでも表示値が変化してしまいます。
そこで、屋外で検査する際にははかりを風防に入れて、風の影響を受けないようにします。
この日は、食料品を計量するはかりや薬局の調剤に使用するはかり、健康診断で使用されるはかりなど、計134個のはかりを検査しました。
もっと色々なはかりの写真を撮りたかったのですが、計量女子も補助スタッフとして従事しながらの取材だったので、気が付いたら検査終了の時間になっていました。なんということでしょう!
検査会場への移動途中、公用車の車窓からはその土地や季節ならではの景色を見ることができます。
この時期の安曇野でよく見られるのは、青々とした若い稲。その中でもひときわ目を引くのが、壮大な「田んぼアート」です。
御嶽海関も荒ぶる波を背にしながら横綱を目指してがんばっていますが、計量検定所も「笑顔ある暮らしのために くまなく計量」を合言葉にがんばっています。
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