2021.07.08 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「トラックスケールのお世話になりました」
こんにちは!計量女子です。
グルメや農産物、旬のイベントやおすすめスポットといった内容が日々更新される他の県職員ブログとは違い
ひたすら「はかる」に特化した話題のみをお送りする計量検定所日記。
今回は、計量女子がトラックスケールのお世話になった記事をお送りします。
計量女子の息子・計量中学生の部屋があまりにも汚いことに堪忍袋の緒が切れた計量女子、計量中学生本人にも手伝わせて部屋中にあふれるごみを片付けました。
(堪忍袋の緒の切れっぷりはイラストでお察しください。)
古雑誌は資源ごみ、金属類は資源ごみか破砕ごみ…と分けていく中で、地区のごみステーションに出せないカーペットなどのごみが出てきました。
そこで、近くのクリーンセンターへ持ち込むことにしました。
クリーンセンターは、持ち込んだ粗大ごみの量に応じて、ごみ処理手数料を支払う決まりとなっています。
ここで、以前計量ボーイさんが執筆したトラックスケールに関する記事が登場です。
【トラックスケールとは】
① トラックスケールに荷物を積んだ車を乗せて「自動車+運転手+荷物」の重量を計量。
② 荷物を降ろした後に、再びトラックスケールに車を乗せて「自動車+運転手」の重量を計量。
③ ①の重量-②の重量=荷物の重量。
つまり、自動車+運転手を風袋(ふうたい)として扱い、風袋込み重量から風袋量を引くことで、量りたい物の重量を計算する仕組みです。
まず最初に、粗大ごみを車に乗せたままトラックスケール(黄色の枠で囲った部分)に乗り入れます。
車重を計量してもらい、伝票を受け取ります。
この時伝票に印刷されていた数値は、1,740kg。
1,740kgの内訳は、「運転手の夫+助手席の計量女子+車+粗大ごみ」です。
次に、ストックヤードまで車で行き、持ってきた粗大ごみを降ろします。
(粗大ごみにはモザイクをかけました。お察しください。)
ここでの重要なポイントは
「最初の計量時に乗車していた人間は、帰りの計量時にも乗車していなければならない」
ひとりでも置き去りにしてしまうと、その人の体重分だけ風袋量が軽くなり、風袋量が軽くなった分粗大ごみの重量が増える計算になってしまいます。
ちなみにこの時、夫の反応を見たかったので計量女子だけ車に乗ってこっそり帰ろうとしたら
「なんでやねん。お前はアホか。俺粗大ごみちゃうわ。」
と真顔でツッコまれました。
帰りに、再度トラックスケールに乗って、夫+計量女子+車の重さを計量してもらいます。
総重量から空車重量を引くと、正味重量はちょうど10㎏。
つまり、計量中学生の部屋から出た粗大ごみの量は、10㎏だったということです。
もしあの時ストックヤードに夫を置き去りにしていたら、夫の体重が粗大ごみの重量に足されてしまうので、ごみ処理手数料を余分に払わなければならないところでした。
あの時ツッコんでもらって本当によかったです\( ‘ω’)/
このトラックスケール、取引・証明用のものについては、2年に1回の定期検査が必要です。
その時に活躍するのが、計量ボーイさんや計量女子が以前このブログで紹介した1t分銅。
一年越しの伏線がようやく回収出来たところで、今回の記事はおしまいです。
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