こんにちは。農地整備課のハンクルです。
生まれも育ちも安曇野市旧明科町で、いつ頃からか水田の稲刈りが終わると、空にはパラグライダーやハンググライダーが漂っているのをよく見かけます。
当ブログでは、6月2日にMさんが「長峰山~雄大な景色を見に行きませんか!」の中でパラグライダーなどの離陸台があることもふれています。
ただ、着陸地点については「だいたい、あの辺りだよね・・」程度の認識でした。
11月29日午後2時ごろ、国道19号を走る車中からは頭上に7~8機のハンググライダーが旋回しているのが見えます。
長峰山からの離陸(テイクオフ)風景は間近で見たことはあったのですが、着陸(ランディング)の瞬間は見る機会が無かったので、高度を下げつつあるハンググライダーを追いながら、「だいたい、あの辺り」を目指して、安全運転で追跡開始です。
「だいたい、あの辺り」は、遠目からも直ぐに見つかりました。稲刈りの終わった水田に、カラフルな機体が10機ほど並んでいます。

この水田一帯は当課(農地整備課)の先輩方が担当し、平成3年に完了した「県営ほ場整備事業 川手地区」です。
水田の周辺に吹き流しを設置し、真ん中にはパイロン(カラーコーン)が置かれ、雲一片も無い快晴で月をバックに旋回していた機が、パイロンを目標に次々と着陸してきます。

着陸態勢になってからも、かなりのスピード感があり、一瞬鼻先を上に向け減速して上手にパイロン近くに着陸する機、そのままパイロンを過ぎて滑空する機と、見ていて飽きません。

ただ見ているだけではアレですので、ブログに載せたい。ことを伝え、邪魔にならないよう3、4人に声を掛けていろいろと教えていただきました。【一問一答でまとめました】
Q:皆さん、今日はどちらから来たの?
A:大学のサークルの合同ツアーです。今回は関東と関西から約30人参加しています。明日も飛ぶ予定です。今日の参加メンバーは近畿大学、鳥取大学、東京農工大学の学生が多いです。東京大学や他の大学のメンバーもいたかな・・。関東では東海大学の活動が盛んです。
Q:(まさかとは思いつつ)鳥取大学のメンバーは、砂丘で飛んでたりして。
A:鳥取砂丘は練習場所ですよ。
Q:ハンググライダーの数え方は?
A:飛行機と同じ1機、2機です。
Q:始めてからどのくらい練習すると飛べるようになるの?
A:僕は4月に入部して、10月に初フライトでした。先ずは平地で助走の練習から始めます。
Q:ハンググライダー一式揃えるとお幾らぐらい?
A:学生や初心者は、中古で約50万円。あと、飛べるようになる迄の講習費が10万円くらいかかります。ハンググライダーは海外製なので、円高の影響もあり新品を揃えると結構な額になります。
Q:一日中、飛べるの?
A:ここ(長峰山)は、松本空港から出発する航空機との制限がかかるため、午後1時半過ぎからのフライトになります。
Q:雪が降らなければ、まだ長峰山から飛べるの?
A:12月からは雪を避けるため、和歌山県の紀の川市で飛ぶ予定です。
Q:スタート地点までは車で機体を運ぶよね。車は飛べないから、誰かが運転して下で待ち受けるよね。その運転手、飛べない人は当日ジャンケンとかで決めるの?
A:早い順番で飛び終えた人が、その後の運転を担当します。だから全員飛べますよ。
Q:近くに鴨や白鳥の越冬地があるけれど、海外のネイチャー番組みたいに鳥に伴走されたことある?
A:経験はないです。鳥の方がスピードあるから伴走は難しいかな。

Q:冠雪している北アルプスを空から見ると違う?地元民だけど周りで飛んでいる人いないんだよね。
A:声が出るくらいの絶景です。もったいないですよ、ここ(長峰山)で飛ばないのは。
さあ、皆さん。
飛ぶか、見るかはおまかせですが、来年の稲刈りが終わったら、「長峰山山頂」と「県ぽ 川手地区の田んぼ」を目指してGO!です。
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