皆さんこんにちは、林務課のHです。
先日久しぶりに、15年前に治山事業を担当した時に施工監督した現場を見に行きました。
15年前ですので、現場は木や竹に覆われていましたが、構造物はしっかりしていました。
安曇野市明科長久保は、平成19年5月に地すべりが発生し、緊急対策として沢の下部に堰堤を施工しました。
1個目は、コンクリート製の堰堤です。
上部から植生マットが流れてきて布団をきているような姿になっていました。特に構造的に影響はありませんが、表面がしっかり保護されていました。(暖かくていいな?)
2個目は鋼製の堰堤です。
風雪を重ね、塗装面の変化など見られますが、当時とあまり変わりはありません。
ここでは堰堤の工事中に山腹崩壊が発生して、法面対策工を追加で施工しました。現在も対策工の跡がはっきり見えます。苦労した思いがよみがえりました。(無事でいてくれてありがとうね!)
この日は雨降りのあとだったため、地面がぬかるんでいて現場へ行くまで大変でしたが、15年の時を経た今でも土砂の流出を食い止めてくれていて安心しました。
~おまけ~
安曇野市明科長久保ではその後も地すべり防止のための工事が続きましたが、今年ついに一連の事業が完了しました!
詳しくはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
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