2015.03.05 [ 自然・観光地 ]
冬の廃線敷きを歩く(その2)
漆久保(うるしくぼ)トンネルの内部 冬期間は、氷柱(つらら)も見られます。
天井は、蒸気機関車の黒煙ですすけています。歴史を感じさせるトンネルです。
電化されていた名残りです。(左)通信ケーブルを吊っていた金具。(右)天井には、架線を吊っていた
絶縁用の碍子(がいし)と呼ばれる部品が残っています。
漆久保トンネルの手前右方向の木々の間からは、現在の篠ノ井線を走る列車(黄色矢印部分)
が見えます。明科~西条間の新線のトンネルは、2箇所だけ地上に出る区間がありますが、
その内の1箇所がここの区間です。緑色の貨物列車(タンク車)が走っています。
漆久保トンネル近くの坂を下ると小沢川橋梁があります。ここまで来たら、ぜひ、こちらも見てください。
スパン4m 延長59m 線路に対して75度の角度で交わるよう作られています。
煉瓦の小口面が一段おきに斜めに鋸(のこぎり)歯状の模様に現れるとても珍しい積み方を
しています。
鋸歯状の模様が現れている壁面
トンネルを抜けるとまた、雪景色でした。
この先にも潮沢信号場(うしおざわしんごうじょう)もありますが、スノーシューが
必要になりそうなのでここで引き返すことにしました。 その1へ
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