2014.06.24 [ 自然・観光地 ]
豊かな環境づくり松本地域会議 人材育成研修会を開催しました。
6月16日(月)に、豊かな環境づくり松本地域会議 人材育成研修会を開催しました。
この研修会は、豊かな環境づくり松本地域会議の会員である、松本地域で地球温暖化の防止、循環型社会の形成、環境美化運動の推進などに取り組まれている事業者や団体を対象に、これらの取組みを推進する人材の育成を図るために、毎年開催しているものです。
今回は、約40名の会員の方にお集まりいただき、食品ロス削減の取組みについて、研修を行いました。
研修会では、松本市における食品ロス削減の取組みについて、松本市市民環境部環境政策課の羽田野課長補佐に講演をいただきました。
(講師の羽田野 松本市環境政策課 課長補佐)
講演では、まず日本の食品ロスの現状について、紹介がありました。
食品ロスとは、「本来食べられるのに廃棄されているもの」のことを言います。
日本では、年間約1,700万トンの食品廃棄物が排出されており、このうち「食品ロス」は、年間約500~800万トンにも上ります。そして、この「食品ロス」の半分は、食べ残しや過剰除去など、一般の家庭から排出された廃棄物です。
この日本の食品ロス(年間500~800万トン)は、世界全体の食糧援助量(2011年)約400万トンや、日本のコメ収穫量(2012年)約850万トンにも相当します。
この「食品ロス」を削減するべく、国では平成24年度から「食品ロス削減に向けた国民運動~NO-FOODLOSSプロジェクト~」を実施しており、また、松本市では、園児を対象とした参加型の環境教育など、「もったいない」をキーワードにした3Rの取組みを推進されています。
【消費者庁「食品ロス削減に向けた国民運動~NO-FOODLOSSプロジェクト~」】
(ロゴマークをクリックすると、消費者庁「食品ロス削減に向けた国民運動~NO-FOODLOSSプロジェクト~」ホームページにリンクします。)
【松本市のごみ減量化施策】
また、松本市の食品ロス削減事業として、「残さず食べよう!30・10(サンマル・イチマル)運動」の紹介がありました。
松本市の食品ロス調査によると、飲食店から出る生ごみのうち、約6割はお客の食べ残しであり、また家庭から出る生ごみの3割は食べ残しや可食部の調理くずなどの食品ロスとなっています。
この「残さず食べよう!30・10(サンマル・イチマル)運動」では、飲食店での適量な注文や料理を楽しむこと、また家庭での冷蔵庫の食材整理やエコクッキングを推進することで、食べ物に対する関心を高めて、楽しみながら食品ロスの削減に取り組むことを啓発されています。
(「残さず食べよう!30・10(サンマル・イチマル)運動」啓発グッズ)
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