2025.03.08 [ 特産品・名産品松本農業農村支援センター筑北村 ]
一足早く春のおとずれ…筑北地域のサクラを知る🌸
皆さんこんにちは、松本農業農村支援センターの324号です。
3月もまだまだ寒い日が続きますね…⛄
今回は、一足早く春のお話!筑北地域のサクラについてご紹介します🌸
サクラと聞くと、日本のサクラを代表する品種「ソメイヨシノ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
筑北村・麻績村では、古くから「啓翁桜(ケイオウザクラ)」という品種のサクラが栽培されており、地域の特産品として親しまれています。
公園や街路、学校校庭で見られる樹の形と異なり、ほうき立ち状の樹が畑一面に植えられており、枝を収穫して都心部に出荷されています🚚💨
収穫は冬からはじまり、温室ハウスで加温することで開花間近の状態にして出荷されます。
ホテルや旅館、料亭の生け花素材として使われるほか、卒業式・入学式シーズンは需要が高く、現在最盛期といえます!
この度、実際にサクラを生産されている農家さんにお話を伺いました!
お話を聞かせていただいたのは、筑北村のOさん。
先代の頃から合わせると、50年近くサクラを栽培されているベテラン農家さんです。
取材した当日も、朝から出荷作業を行い、午後には収穫というお忙しい中お時間をいただきました。
ハウスには、すらっとしたきれいな姿のサクラが並んでいました✨
ほ場ごとの日当たり、栽培の技術や経験により、花芽がそろった綺麗な枝になるそうです。

芽が膨らみだした枝の様子
高齢化に伴い、リタイアする方も増えてきたと話すOさん。
植えてから5年は経たないと収穫できないこと、ハウス等の暖房施設が必要であること、苗を育てるほ場の確保など、新しく始めるには少しハードルがあるとしたうえで、サクラを栽培する魅力をお聞きしました。
「一番思うのは、買ってくれた人の姿を思い浮かべること。自分の作ったもので喜んでくれる人がいる、卒業式や入学式など、人生の節目の時に場を華やかにさせるため、自分が作ったもので多くの人が喜んでくれる、その姿が目の前に思い浮かぶこと。」
とお話しいただき、最後に「楽しくやるのが一番」と笑顔でおっしゃっていました✨
頂いたサクラは事務所に飾らせていただきました!
パッと事務所が華やいだように感じます😊✨

頂いたケイオウザクラとレンギョウ
時期には、畑一面にサクラが咲き、目線の高さから頭上まで桃色の景色が広がります。
ぜひドライブがてら筑北地域を訪れてみてはいかがでしょうか!
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