お待たせしました! 6月13日、松本ですいかの出荷が始まりました。
松本地域はすいか生産量県内一で、特に松本市の波田地区、和田地区、新村地区、今井地区と山形村のすいかは甘くて人気があります。
波田地区にあるJA松本ハイランド様のすいか共選所は、一昨年2022年にシステムがリニューアルされました。ふだんは見ることのできない共選所のようすを取材しましたので、少しだけ紹介します。
共選所では何をするの?
出荷するすいかを選ぶ施設です。
共選所の機械はほぼオートメーション!
高性能のセンサーで検査するので、品質の揃ったすいかが選ばれます。
規格別に箱詰めされたすいかはパレット(すのこ状の板)に積まれるので、リフトを使ってトラックに積む作業にそのまま取りかかれます。
人の手でやっていた作業が機械化されたことで、選果にかかわる仕事が以前より早く、楽になったそうです。
生産者さんが収穫して持ち込んだすいかを、機械に流していきます。大きさが違ってもだいじょうぶ。出荷の規格ごとに、機械が自動で選別してくれます。
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すいかがラインを流れていくようす
大きさや重さはもちろん、糖度や空洞など、目で見えないすいかの中身も、機械が自動で計測。計測結果で判定された結果、それぞれ規格ごとのレーンに流れていきます。
すいかの大きさにや個数によって入れる箱の形や大きさが違いますが、これまた機械で正確に箱詰め。
機械がやさしくすいかを持ち上げ、下から出てきた箱が包むように詰めていきます。
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下から箱が上がってきてすいかを箱詰めするようす
箱詰めが完了したすいかは倉庫へ運ばれ、トラックに積まれるのを待ちます。
初共選の日
6月13日には、2軒の生産者さんが合計約1,000個のスイカを持ち込みました。ハウスで栽培されたものです。
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持ち込まれたすいかが機械に流されるのを待つようす
わずか1時間足らずで、1,000個のすいかの出荷準備が整いました。
切ってみると、中は鮮やかな赤!ぎゅっとしまった、みずみずしい果肉!
これは美味しそう!
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初出荷試食会で切られたすいか
味見させてもらいました。シャリシャリしていて、噛むと口の中でほどけていく感じでです。
中心部の糖度は12.5度。11度が出荷の基準だそうですので、それより甘いすいかでした。
外側の白い部分も十分に甘く、皮の近くまでおいしく食べられました。
選果が始まったこの日は、テレビや新聞の取材の方々も殺到。注目度の高さがうかがえます。
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試食用のすいかを撮影するようす
どこで買える?
JA松本ハイランド直営の農産物直営所「ファーマーズガーデン」や「畑の彩り館きろろ」「新鮮市場ききょう」、地元スーパーなどの量販店に並ぶ見込み。
7月上旬からは露地栽培のすいかが出荷される予定です。出荷は7月下旬から8月中旬がピーク。
等級はABCの3段階、大きさは全部で9段階。お好みのスイカを選んで、ぜひ松本地域のすいかを楽しんでください。
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