11月27日 木曽漆器工業協同組合や竹内工芸研究所 竹内 義浩氏による「漆職人が漆を採る話&漆コースター体験」が銀座NAGANOで実施されました。
20人を超える参加者で、おおいににぎわいました。
職人のみなさんは、自分の技や思いを不慣れと言いながらもしっかりと伝え、誰も知らない漆の世界を教えてくれました。
また、いかに国産漆は貴重であるかを強調し、松本市周辺でウルシ林の育成を始めたことなど、地域の頑張りも話しました。
漆のコースター体験では、堆朱(ついしゅ)の仕上げの一工程を体感し、10種類以上も塗り重ねられた漆を研磨し、複雑な模様が表れると、感動の声があがりました。最終の仕上げを組合の荻村伝統工芸士が行い、数週間後にみなさんの下に送られます。
この初めての取組みは、「今後もぜひやっていこう」とみなさん、話していました。また木曽平沢に行きたいとの声も参加者からあがり、終始楽しい雰囲気で終了しました。
それにしても、この漆掻きの道具、日本で1箇所しか作っていません。漆を育て、漆を塗るまでの多くの段階が、それぞれ厳しい状況ですが、この文化を絶やすことが無いよう、行動する時だと思います。
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