１１月２７日（月）に、松本市立今井小学校でフラワーアレンジメント体験授業を実施しました。
この授業は「花のある暮らし」の定着のため、県内の小学生を対象に、地域で生産されている花を知ってもらったり、花と触れ合う楽しさを学んでもらったりするものです（主催：長野県花きイノベーション推進協議会）。全県から公募があり、今年度松本管内では松本市立今井小学校が選ばれました。

フラワーアレンジメントを体験したのは３年１組の児童の皆さん２２名です。

講師を務めていただいたのは松本市石芝の花屋Flower  Carpenters（フラワーカーペンターズ）様です。

今回使用したのは長野県を代表する花のアルストロメリアです。長野県のアルストロメリア生産量は全国１位で、なんと全国の３割も占めているのです。アルストロメリアの他に、スイートピー、ヒバ、松ぼっくりも使いました。

アルストロメリア（ピンク）

アルストロメリア（黄色）

スイートピー（ピンク）、ヒバ（緑）

松ぼっくり

広義の前に、講師の先生からフラワーアレンジメントのお約束の説明がありました。

どの子も真剣な表情で先生の話を聞いています。

いよいよアレンジメントのスタートです。
オアシス（花を長持ちさせるための給水スポンジ）への挿し方への注意はあるものの、どのように配置するか、長さをどうするかなどは子どもたちの感性にまかせます。今回用意したアルストロメリアはピンクと黄色の２色です。それぞれの色を何本使うかも子どもたちの自由です。「どうしようかなあ」

メインの花はアルストロメリアですが、スイートピー、ヒバ、白くカラーリングされた松ぼっくりも挿して、ボリューム感を出していきます。

フラワーアレンジメントが初めての児童がほとんどで、どんな感じに切ったらいいのか、最初は戸惑っていましたが、周りのお友達と相談したり、講師の先生に質問したりしながら、みんな楽しそうにアレンジメントをしていました。

アレンジメントも終盤に差し掛かってきました。メイン花材のアルストロメリアの間を埋めるようにスイートピー、ヒバ、松ぼっくりを挿していきます。茎を短く切ってコンパクトにまとめる子、長さを活かしてダイナミックなものにする子、各人各人の個性があらわれたアレンジメントになっていきます。

アレンジメントを初めて経験する子がほとんどであるにも関わらず、思い切りよく花を選んだり、茎を切ったりして作業をしている子どもたちの姿に驚いてしまいます。

メインのピンクと黄色のアルストロメリアに加えて優しい雰囲気のスイートピー、ヒバ、これらにクリスマスっぽい松ぼっくりがあいまって、あたたかいクリスマスっぽいアレンジメントが完成しました。

最後にアレンジメントを持って皆で記念撮影、パチッ☆

出来上がった作品は様々ですが、どの子も自分で作ったアレンジメントを大事そうに抱えているのが印象的でした。

本日のアレンジメントは翌々日の参観日まで学校に飾り、その後はおうちに持ち帰る予定です。家族に見せるのが今から楽しみですね(^^♪

アレンジメント教室を体験したことがきっかけで、大切な人への贈り物に花を選んでもらえるようになれば嬉しいです。

来る１２月から１月はクリスマスやお正月など楽しいイベントが待っています。こういった機会に花を飾って彩りを添えてみてはいかがでしょうか。松本地域は農畜産物だけでなく、花の栽培も盛んです。皆さんも地元の花をぜひお楽しみください。