来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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安曇野市内の小学生に拾ヶ堰見学会を行っています。

農地整備課では、安曇野にある農業用水路「拾ヶ堰」について、安曇野市内にある、穂高北、穂高南、堀金、豊科南小学校の4年生のみなさんに計14回社会見学のお手伝いを行っています。

「拾ヶ堰」は、奈良井川(松本市島内)から取水し、梓川を横断し、烏川(安曇野市穂高)に至る約15kmの用水路です。江戸時代後期に開削され、近代以降も改修が続けられています。その中でも、アルプス大橋下にある梓川サイホンは、平成7年~10年に大規模な工事が行われました。梓川サイホンは、安定した水の確保のため、奈良井川で取水した水を梓川の下を通って渡らせています。江戸時代は、牛枠というものを使用し、梓川と平面交差していましたが、大雨のたびに流され苦慮していたそうです。そこで、大正時代にサイホンが完成し、その後、老朽化により平成の改修を行った歴史があります。見学会では、アルプス大橋下にある、シールドマシーン展示物前で、サイホンの原理、構造、シールドマシーンについて説明しました。

 

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拾ヶ堰についての概要説明

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模型を使ってサイホンの原理を説明

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シールドマシーン見学

 次に、場所を移して拾ヶ堰右岸側の自転車広場で今と昔の測量について説明しました。拾ヶ堰は流れが大変緩やかで、水路の傾きが1/3000となっています。それは、30m先に行って、1cmしか下がらないということであり、正確な測量技術が必要となります。小学生のみなさんに、江戸時代の測量器具を復元したものと、現代の測量器具の両方を体験してもらいましたが、昔の器具でも正確に高さが計測できることを感心していました。

 

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測量体験

 見学会では、自分たちが住んでいる安曇野の拾ヶ堰が、昔から多くの人が関わって大変な苦労をして作られた歴史をわかっていただき、将来にわたって地域の大事な財産である「拾ヶ堰」を守り伝えてもらえるよう期待しています。

 

 

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