松本市井の井戸を林務課員が紹介するシリーズ、今回紹介するのは「北馬場柳(きたばばやなぎ)の井戸」と「北門の井戸」です。
名前から察する方も多いと思いますが、この二つの井戸は松本城の北側、その昔は城郭の一部だったところにある井戸です。
松本城から北側へ100m程向かった住宅街に「北馬場柳の井戸」はあります。
松本城総堀を埋め立てた場所に自噴していた湧水を、地元の方が井戸に整備したもので、松本城の北側に馬場のあった場所(北馬場町)で傍らに大きな柳の木があったことから、このような名前が付いています。
この「北馬場柳の井戸」から東へ100m程向かったところに「北門(きたもん)の井戸」があります。
こちらは旧町名「片端(かたは)町」にあり、見たとおり松本城総濠の埋立地の中にあります。
この井戸も、総堀が埋め立てられた際に作られた井戸で、松本城の北門があった所に整備されたため、このような名前が付いています。
周囲は小さな公園として整備されていて、地元の人達に利用されています。
どちらの井戸も、松本城下に住む多くの人達に利用されてきたことが分かります。
松本城周辺を訪れた際は、一足伸ばして周囲の井戸にも目を向けてみてください。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821