こんにちは!計量女子です。
11月に入り、計量強調月間がスタートしました。
そこで、今回は計量にゆかりのある貴重な資料が数多く展示されている「松本市はかり資料館」を見学してきました。
松本市はかり資料館(別ウィンドウで外部サイトが開きます。)
同館では、11月1日の計量記念日に合わせて毎年「今昔はかり展」を開催しています。
今年は、10月27日から12月27日まで「ノギスって、どんな物?」と題して、様々なノギスの展示を行っています。
ものづくりに携わっている人には身近な道具である「ノギス」。
ものさしから下に突き出た部分(ジョウ)で対象物の外寸や外形を、反対側に突き出た部分(クチバシ)で対象物の内寸や段差を測定できます。
また、ものさし部分の端から伸びた細い棒(デプスバー)で対象物の深さも測れるという、これ1本で色々な測り方ができる非常に便利な道具です。
現存する世界最古のノギスは、約2,000年前中国の新王朝において時の権力者王莽(おうもう)が制定した尺度により作られた青銅製の玉尺(玉や宝石、印璽の大きさを測るための挟み尺…ノギスの一種)だと言われています。
この玉尺には目盛がなかったようですが、後年になって目盛が付けられるようになりました。
さらに、フランス人のピエール・バーニヤ(1580-1637)により「バーニヤ目盛(副尺のこと。本尺の端数の読み取りを正確に行うため用いる。例えば、本尺1目盛の長さ1mm、バーニヤ目盛10等分ならば、0.1mm台まで読み取れる。)」が発明され、小数点以下の数値を読み取ることができるようになりました。
日本にもこれらの知識がもたらされ、越前国福井藩の藩主松平春嶽(1828-1890)が技術者に命じて作らせた玉尺が、現在でも福井県に残されています。
今回、はかり資料館で実際に見せていただいたノギスをご紹介します。
右の二つは、簡単な目盛の付いた木製ノギスです。明治時代に入ってから作られたもので、アメリカ製のノギスによく似ているそうです。
左の真鍮製ミニノギスは、小さくてポケットにも入るサイズ。持ち運びに便利そうです。
こちらの金属製のノギスは、表側にミリメートルとインチの目盛、裏側にインチと寸の目盛がついています。イギリス製のノギスを模倣して製作されたもので、「三国四段目盛ノギス」と呼ばれています。
今昔はかり展「ノギスって、どんな物?」では、実際にノギスを触って計測体験ができます。
最初にご紹介した「バーニヤ目盛付きノギス」の他に「バーニヤ目盛のないノギス」「デジタル表示のノギス」と体験用のノギスが3種類準備されていますので、手に取ってノギスの奥深さを感じてみてください。
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