来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

70年振りの改修 須砂渡頭首工

みなさんお久しぶりです。ヤッペーマン7号です。

皆さんは、国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)内に「人面岩」と呼ばれる天然のオブジェがあるのをご存知でしょうか。実は、この「人面岩」にも、色んないわくがありまして・・・って、今回はオカルト系の話ではなく、いたって、真面目な仕事のお話です。

この人面岩のすぐ下流で、私は、県営かんがい排水事業須砂渡地区の担当をしておりまして、今年度より工事に着手しています。
古くは昭和31年から、一番新しい施設でも平成16年までに造成・改修された農業水利施設を補修・改修する事業です。

一番新しくても造成から20年は経過しており、特に、須砂渡頭首工と沈砂池は昭和31年に造成され、70年間、大きな改修等は行われずにきましたが、令和6年度に沈砂池を、令和7年度に頭首工本体とゲート改修の工事に着手する事となりました。

改修の方法は、全部壊して作り替えるのではなく、特殊なコンクリートを表面に吹き付けるという補修を行います。ゲートも古くなって、使えなくなった部分ををステンレス製に作り替えます。

ゲート操作も、今までは全て手作業で行っていましたが、電動化してPCやスマホでも遠隔操作できるように改修します。

これだけの期間、使用してきた頭首工を、全面改修ではなく補修するという事業は、管内でも珍しい事業ですので、紹介しました。

この古めかしく趣のある頭首工の外観は、令和7年の夏までしか見られませんが、興味がある方は、一度、訪れてはいかがでしょうか。

併せて、近隣の観光施設の紹介もさせて頂きます。
ただし、冬場は駐車場等が閉鎖されているので、国営アルプスあづみの公園のHPで開園期間を確認して下さい。

さも、先ほど悪者みたいにしてしまいました「人面岩」ですが、この岩が注目されるようになったのは、地元の人々や観光客がその形状に驚き、話題にしたことがきっかけだそうです。現在では、安曇野市の観光名所の一つとして知られています。

また、ご近所には、砂渡山神社(すさどやまじんじゃ)があります。
地元では岩原山神社とも呼ばれています。この神社は、安産のご利益があるとされ、毎年4月に「お舟祭り」という伝統的な祭りが行われます。
お舟祭りでは、車輪のない舟を人々が担いで移動させるという珍しい形式の祭りで、市の無形文化財にも指定されています。この祭りは、地域の歴史と文化を感じることができる貴重なイベントになっています。

 

自分の現場のすぐ傍に、色んな史跡があるのも、また、いいものですね。

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