来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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松本山雅FCのホームゲームで使われる映像を作っているのはこの会社!~ワーナックス株式会社

 

―映像の業務で独立しようというわけではなく、「社長」に興味があったということですか?
そう、クリエイターとして独立というより社長になりたかったんです。ただ、家族に反対されました。それでも以降は、デリバリーでお買い物代行業なら良いんじゃないか、とかどうすれば「社長」になって「飯」をたべていけるかを模索する日々になりましたね。とはいえ子どもも小さく、起業するには腹をくくらないといけないので、まず2010年に転職しました。そこで仕事をしつつ、起業セミナーに参加したりと創業の準備を進めていきました。

 

―最初から映像の仕事を?
いえ、スタートは名刺などの印刷デザインからでした。映像制作しようにも、機材がない。包丁のない料理人と同じなので、しばらくして親から資金を借りてカメラを購入しました。松本映画祭プロジェクトに関わっていたこともあり、そこからのつながりで動画コンテンツの制作などを紹介してもらい、ほとんど首都圏の仕事でしたが、動画コンテンツの制作など、まだ個人事業主で一人だったこともあり、食うに困ることは無い程度に仕事はありました。それから徐々に県内のテレビ局さんや広告代理店さんなどとお付き合いさせていただくようになりました。

 

―そこから松本山雅とのつながりへ?
実は松本映画祭プロジェクトの活動の一つの商店街映画祭が大きかったんです。映画祭で「クラシコ」を上映することになりました。当時北信越リーグに所属していた松本山雅とAC長野パルセイロを、長野と松本の歴史になぞらえ、地域性や取り巻く人々を描いた作品なんですが、この上映が転機になりました。
まず松本山雅の事務局に映画祭のイベントなどで協力を仰いだことで、スタッフの方々とつながりができました。
そして2012年の2月、松本山雅のJ2初年度、開幕1ヶ月前のことです。会社員時代の後輩から「スタジアムで流す映像、先輩が作ればいいじゃないですか。」と言われて、これはまさに青天の霹靂でしたね。元々学生時代からスポーツに関わる仕事をしたいという思いもあったのに、「地元でこんなムーブメントがあるのにどうして動かなかったのか」と。それでもう後輩が帰った直後に松本山雅に売り込みました。これまでに取り組んだ仕事と「熱い想い」を綴った、今までにないくらい渾身のメールを送って。

運の良いことに松本山雅も、そういった業者を探していたようで、その年から選手紹介などの映像制作と試合時のイベントやアナウンスなど、大型ビジョンと音声・音楽をオペレーションする運営面のディレクターを引き受けることになりました。
1ヶ月で準備して大急ぎでスタートして、もうそこから早7年です。選手紹介の映像や音楽の制作には毎年頭をひねって、海外含めた他クラブの選手紹介映像を片っ端から観るなどとにかく研究していますが、仕事の内容もどんどん広がって、今では松本山雅の映像全般を手掛けています。

松本山雅のホームゲームの時には、それこそ社員総出で取り掛かっていますが、一方で松本山雅に依存し過ぎない経営状況を作らないといけないということは経営者として常に意識しています。


<こんな風にモニターに囲まれながら、画像編集ソフトで作業しているそうです>

 

―この間に法人化したということですね。
松本山雅に関わってから2年後の2014年に法人化、株式会社にしました。その際に、東京でSEをしていた後輩の松原(幸祐さん)を取締役として迎えました。現在は、今年度1人新入社員を迎えたので、僕を含めて5人ですね。一人の気楽さはありましたが、当初描いた「社長」像としては、やはり法人化して、社員を雇う「会社」にしたかったですからね。
僕が映像系を、松原がシステム・IT系を担当していて、システム開発やサーバー管理、アプリの開発などにも業務を広げていきました。松原は、長野県工科短期大学の非常勤講師もしています。


<仕事中の松原さん>

 

―そして今年は松本山雅だけでなく、VC長野トライデンツの公式戦での映像制作も手掛けられたんですね。
トップリーグに昇格したVC長野にも売り込んで、映像制作させてもらうことになりました。
ただ、選手紹介映像など、うちがやることは試合前に全て終えたので、試合中はやることが無く、開幕戦はゆっくり観戦できるかなと思っていたんです。でも試合が始まって観ていると、東京の業者さんが持ち込んだLEDモニターは会場にあったんですが、大事な得点がすごく見難くて分かりづらかったんですよね。しかも松本市総合体育館には大きなビジョンがあるのに、それを使っていなかった。
だったら、とその場でスタッフの方に話をして、POWERPOINTでチームのロゴと得点を、キーボードで手入力して表示する簡易得点板画像を作り、次の第2セットから表示させました。

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