■温泉地での食事

旅の楽しみに美味しい食事と、気持ち良い温泉は欠かせませんよね。
食事をさらに美味しくするために、温泉は食事の前に入るのがベター。

食事の後は、体の消化機能が働くため、血液が消化器官に集まります。
入浴は血液のめぐりを良くしますので、集中させたい場所に血液を集めることが出来ず、逆に消化不良につながることに・・・。
宿での食事はついつい食べすぎてしまう・・・という方も多いと思いますが、腹八分目を心がけ、食事の後に入浴する場合には、30分程度は食休みしてから入浴してください。

また信州、特に南信地方でよく食べられているジビエ料理。
ジビエとは、フランス語で「狩猟によって得た食肉」のこと。
信州では鹿・猪などによる農産物や高山植物への被害が深刻となってきたことから、捕獲した野生鳥獣の肉を素材とした、ジビエ料理を地域ブランドとして確立させていこうと様々な取り組みが行われています。

鹿肉や馬肉は、牛肉などに比べてカロリーが低いため、女性の方やメタボがちょっと気になる･･･という方にオススメ。さらに、タンパク質や、老化とともに失われてしまうミトコンドリアを強くする働きを持つ「カロニチン」、筋肉を強くする働きを持つ「ミオグロビン」、鉄分が豊富に含まれていることから、生活習慣病の予防にもつながると、注目を集めています。

南北に長い信州・・・それぞれの地域で特色ある伝統食を食べることができます。
その土地でしか食べられないものを味わうのも旅の醍醐味ですね。

温泉天国・長野県には、様々な効能・泉質の温泉があります。
また、温泉地には温泉とともに楽しめる観光スポットが数多くあります。
温泉の泉質で、旅の目的地を決める・・・というのも、新たな旅の楽しみ方ではないでしょうか。

◆ 信州の温泉地情報はコチラ　◆
長野県公式観光ウェブサイト「さわやか信州旅.net」
http://www.nagano-tabi.net/modules/stay/hotspring.html

【監修】
長野県立須坂病院 東洋医学（非常勤）／水嶋クリニック 院長　　水嶋　丈雄先生
＜所属学会＞
日本温泉気候物理医学会・日本アレルギー学会・日本心身医学会・日本東洋医学会 指導医