2013.03.28 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.223>四季彩だより~信濃の国から~
もう一つ。あんずの里の近くに「森将軍塚古墳」があります。
この古墳は、長野県が「信濃の国」になる前の「科野(しなの)のクニ」を治めていた王(豪族)の墓と言われ、約1,600年前に築かれた全長約100mの前方後円墳で、周辺の3つの古墳と併せ「埴科(はにしな)古墳群」として、国の史跡に指定されています。
ひときわ高い後円部の中央にある後円部の竪穴式石室は、日本最大級の規模を誇り、鉄製の刀や鎌、三角縁神獣鏡、ヒスイの勾玉などの副葬品が収められていました。
これら出土品の実物や模型などは、麓にある「森将軍塚古墳館」で見学することができます。
◆森将軍塚古墳館
http://www.city.chikuma.nagano.jp/app/kofun/main/index.html
(太古の昔に思いをはせる)
現在の古墳は、昭和56年(1981年)から11年の歳月をかけて保存整備を行い、建造当時と同じ材料・工法で復元したものです。
古墳の上からは、善光寺平を見渡すことができ、その中央を千曲川がゆったりと流れて行きます。
これから本番となる信州の春!
花香り、歴史文化の宿る「科野の里」へ日がな一日、のんびりと散策してみてはいかがですか。そして、夜はゆっくりと戸倉上山田温泉の湯につかり、これまたのんびりと旅の疲れを癒してください。
◆戸倉上山田温泉
http://www.chikuma-kanko.jp/togurakamiyamada/
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